小学生が背負っているランドセルは重い。ランドセル自体はそのフアッション性が買われ、欧米では見直されているようだが、我が国の小学生は今もランドセルを背負って、登校している。いわゆる置き勉が禁止されて、教科書やノート、鉛筆箱の類はランドセルの中に押し込んで、通っているのである。そして、ここが問題なのだが、私たちの小学生のころと決定的に違うのは、アイパッドなどが国から支給されて、それも持ち運んでいるので、数倍重いのである。よくあんな重いものを不満も言わずに担いでいるのかと思ったら、小学生は小学生で、文句を言っているようなのである。そのような小学生のために、「散歩セル」なるキャスター付きのものが考案された。なんと考案者は小学生だという。そこにランドセルをセットすると、あら不思議、キャスター付きランドセルとなって、コロコロと引いていくことができるのである。キャビンアテンドさんたちがこの散歩セルを颯爽と引いていたら、さぞかしかっこよく、誰もが真似したくなるだろう。(くちなし亭、2021.11.26)
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