風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

翻訳文化

2008年07月18日 | 出版
学生のころ、小林秀雄の『ドストエフスキイの生活』(新潮社?)を読んだことがあった。『カラマーゾフ』(原卓也訳、新潮文庫)を読んで、ドストエフスキーにはまっていたからだと記憶している。ところがそれからしばらくして、E.H.カーの『ドストエフスキー』(松村達雄訳、筑摩叢書)を読んでいたら、大笑いしてしまった。小林の『ドストエフスキイの生活』が、カーの翻訳にすぎなかったからだ。 『ドストエフスキイの生活 . . . 本文を読む