仕事を私事に

「よくわかる地方財政と自治体予算・決算」と題したセミナーに参加しました。

講師の定野先生は、足立区の職員として様々な自治体経営改革を断行し全国で注目を浴びました。現在足立区の教育長でらっしゃいます。


９月の決算審査も近づいてきたので少しでも参考にしたいと思っての参加でしたが、財政というよりも行政職員の心得というか意識改革に関するお話の方が面白かった！

心に響いた言葉をいくつかピックアップ。
・この世に生き残る生物は、変化に対応できるもの。だが、生物界にある競争による自然淘汰と突然変異が、役所の世界にはない。
・エビデンスベースで対策を打つことが大事。まず調査をすること。ビッグデータをPDCAに活かせ。
・「ニーズの多様化」というが、ニーズとウォンツ（あったらいいな）の見極めが必要。
・求められる職員像は、昔は職務遂行能力、問題解決能力。これからはそれプラス専門性と課題設定能力。

持続可能な自治体とは、進化する自治体。
進化するためには、職員一人一人が「仕事」（仕える事）を「私事」（わたくしごと）に変えること。

その変化を促すのも議会の役目という事ですね(^.^)。