市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

不登校カフェを開きました

2022-10-24 | 教育
開催のきっかけは、森山さんが議会で不登校について取り上げ、
その報告を市議会リポートに載せたところ、
その記事を見た保護者の方々や、不登校支援に造詣が深い大学教授から事務所に連絡が入ったこと。
その方々を交えてお話しする機会を何回か持つ中で、
悩みを抱える家庭がそれぞれ孤立していること、
情報がほとんど届いていない中、手探りでご苦労されていることがわかりました。
またその一方で、
この問題に関心を寄せ、何か自分にできることはないかと思っておられる方々もいます。

そこで、まずはこうした方々を繋ぐ場を設定しようと思ったのです。

当日は、親子連れやフリースクール・保育施設の運営者、カウンセラー、
子どもの頃不登校を経験した方など、様々な立場の方が集まり、
私たちの予想を超える人数となりました。





「情報の一元化や、サポートしてくれる場(人)がもっと必要」
「子どもが家にいると働くことができないので、経済的にも苦しい」
「ICT教育をもっと多様な学びのために活用してほしい」
などなど、体験や経験に基づく具体的な意見がたくさん集まりました。
これらのご意見を踏まえて、近日中に市長に直に要望をさせていただく予定です。

でも、何よりも保護者の方からこんな感想をもらえたことが、私の胸に焼きついています。
「ずっと、同じ境遇の方と話がしたいと思っていました
「無理に学校に行かなくていいと思うものの、
その一方で、高校は?その先は?と、将来が全くわからず不安でした。
今日は、未来を見せてもらえて良かったです

是非また次につなげていきたいと思っています!


**********因みに、令和3年度のデータですが、

市原市の不登校は小学生の約1%(138人)、中学生の約4%(279人)。
そのうち、市の適応指導教室(市内3カ所)に通えている子どもは、僅か21人です。
その他の子ども達は、それぞれの家庭でどのように毎日を過ごしているのでしょうか・・・。

行政(県・市)の対応としては、適応指導教室の他に、
・中学校では、県のスクールカウンセラーや
市のスクールカウンセラーアシスタント(全中学校に一人ずつ配置)
・小学校では、全小学校に県のスクールカウンセラー、小学校33校に心のサポーター
・市独自のスクールソーシャルワーカー2名
・中学校8校が不登校対策推進校の指定を受け、児童生徒支援加配教員1名
などとなっています。



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