市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

障がい者の防災

2014-08-30 | 防災
今日は、ちはら台南中学校を会場に市の避難所訓練が行われました。

避難所の体育館の様子

職員が一心不乱に避難者の名簿を入力していました。

避難所に設置された応急救護所には、薬剤師が3名待機。
薬剤師仲間のよしみで(?)、さっそく救急箱の中身を見せてもらいました。

湿布や風邪薬・痛み止めなど、本当に基本的な薬です。

薬剤師の観点から災害対応についての課題を伺っていると、しばらくして一人の聴覚障害の方が手話通訳者を伴い歩み寄ってきました。

聴覚障害者 「すみません、こちらでは耳が聞こえない人で通訳なしでも対応は可能ですか?」
薬剤師 「大丈夫ですよ。筆談で対応できますよ」
 「紙に書かれても、薬の名前は難しくてよくわからないのですが。自分が飲んでいた薬の名前がわからない場合はどうすればいいですか?」
 「お薬手帳を見せてもらえれば、すぐにわかります」
 「手帳を家に置いてきてしまったら?」
 「忘れたときのために、携帯のカメラで撮影しておくといいですよ」
 「携帯も持っていなかったら?」
 「こちらで薬の写真と名前を書いたボードを用意しておきますので、それを見てもらって判断します」
 「ああ、それなら安心です。よろしくお願いします」

その方は、やっと笑顔を見せました。私はこのやり取りをとても興味深く聞かせてもらいました。
その後、他の障害者団体の方々とも話をしたのですが、
イザと言う時に援護してもらうのをただ待っているのではダメで、障害者自らが普段から地域とつながりを持って、何をどう支援してもらいたいのかを周りに伝え、理解してもらう事が一番大事なのではないかと、皆さんおっしゃっていました。
私も本当にその通りだと思いました。
こうした防災訓練に障がい者が積極的に参加するのは、とても意義のあることですね。

さて、明日は辰巳台中学校で総合防災訓練です(^_^)/

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