市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

登壇しました!

2018-06-30 | 議会
昨日、一般質問の登壇を終えました。
学校教育に関する2題。「部活動」と「学区」です。

部活動については、複数の保護者から「学校から一方的に、今年から水泳大会を廃止するという通知が来た」という相談を受けたことに端を発します。
よくよく事情を調べれば、実は教師の働き方改革の一環で、まずは過重な負担がかかる小学校の水泳から見直しましょうという事だったのですが、では今後市原市の小中学校の部活動全体の改革をどう進めていくのか、といった問題を追及しました。
部活動にやりがいを見出し、どんどん過熱する教師・子ども・保護者がいる一方で、経験がないのに無理やり顧問となり、超過勤務時間は過労死ラインを超え疲弊する教師、スポーツ障害で体を壊す児童生徒も後を絶たない。
さらに少子化も進む中、これまでのやり方ではもう限界が来ているのです。

もう一つの学区の質問は、この春中学校を訪れた際「今年は学区外から33名入学した」という話を耳にしたことがきっかけです。
その人数の多さに驚いて市内全体を調べたところ、学区内の小学校の卒業生の2割以上が外に越境しているという中学校が5校。うち2校は3人に1人の生徒が流出しているという実態が明らかになりました。毎年一クラス分もの生徒が、ゴソッと流出してしまうのです。
通学の安全性の確保の難しさ、学校間格差の拡大、地域コミュニティの崩壊などで、地域住民はとても困惑しています。
なぜ特定の学区でこのような事態になっているのかを指摘し、この問題を放置している教育委員会に対して、学区制度の方針と課題解決策を明確に示すよう求めました。

ところが・・・
教育委員会の答弁が全くかみ合わない!
ヒアリングで、質問の意図はちゃんと伝えたつもりなんですが。
それだけ答えにくい厳しい質問だったということなのでしょう。本当に疲れました・・・(>_<)

ともあれ、傍聴してくださった方、ネット中継を見てくださった方、本当にありがとうございました!
閉会後「問題点がよく理解できました!」「カッコ良かったですよ」とのお声を頂いたり、他会派の複数の議員の皆さんからも「いい質問だったね~」「そんなにひどい実態だとは知らなかったよ。また情報共有してね」と口々に声をかけていただいたのが救いでした。

教育委員会も、議場では答えにくかったのかもしれませんが、内部では真摯に受け止めて対応されるのではないかと期待をしています。


さて、写真は、市役所本庁舎の脇に建つ平和祈念碑です。
注目してほしいのは、銅像の手前。広島の石長崎の煉瓦が置かれています。
市役所通りに面していますので、通りがかりにぜひ立ち止まって平和に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。



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