市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

クスリ嫌いの薬剤師

2010-11-16 | くすり
昨日からぐっと冷え込みが厳しくなりましたね。
病院の勤務が終わって外に出たとたん、身震いしてしまいました。
本格的な冬の装いをせねば・・・

冬といえば、インフルエンザ(?)。
先日、ついに私も予防接種を受けました。
「ついに」というのは、、
実は私、ここだけの話、薬剤師のくせに大のクスリ嫌いなんです。
この体の中に薬剤が入るなんて想像しただけで・・・そっちの方が身震いものです(笑)
今回の接種も、勤務先の担当者に「オザワさん、まだ受けてませんよね。」とやんわりとつつかれて、
仕方なく・・・なのです。
接種して3日間ほど、上腕全体がかなり赤く腫れあがってしまいました。
こんなに副反応が出たのは初めてだったので、なおさらビビッてしまいました。

まあ、私みたいなクスリ嫌いは、世の中では少数派なのかもしれません。
それこそコマーシャルのように「痛くなったらすぐ○○」「喉のの風邪にはは××」とクスリを飲むのは当たり前の世の中ですものね。
医者に行ったら薬が出ないと何だか損した気分になるし(私はなりませんが)。

そういえば先日、勤務先の病院に転院してこられた患者さまが、前の病院であまりに大量のクスリを処方されていて、ドクターやナースと苦笑いをしたばかりです。
数えてみたら、30種類も^^;
最初に出されたクスリの副作用で調子が悪くなって、それで薬が追加されて、
またそのクスリの副作用が出て、それでまた追加になって・・・・
え~い、キリがない!!
うちのドクターは、
「こんなに必要ないよ。これもあれも要らないよね。」とどんどん削って、結局最初の処方の3分の1ほどの量に整理されました。
スッキリ。

特にお年寄りは、複数の診療科にかかっていてこうなってしまう傾向がありますね。
こんな例は、日常茶飯事なのです。

確か2カ月くらい前の新聞の記事にも、京都大などによる大規模調査の結果が載っていました。
入院患者の約2割に明らかにクスリによる健康被害が起こっているとのこと。
この中には当然人為的ミスによるものも含まれてはいるのでしょうが、
むしろ怖いのは、ミスではなく、正しいとされる処方によっても、
健康被害がこれだけ引き起こされているのだという事実。
治癒のために入院したのに、その治療で病が悪化するなんて、なんともやりきれない。
自分を弁護するわけではないのですが、
自分の体に入るもの、特にクスリのように大きな作用をもたらすものには、みんなもっと敏感に・慎重になってもいいのではないのかしら?
意外に
「食べ物は無農薬、添加物には日々気をつけてます~」なんて人が、クスリに対しては寛容だったりしてね・・・・?

写真は
勤め先の病院に併設されている老人保健施設にて
11月3日文化の日のバザー前日の様子です。
スタッフの方々の工夫を凝らしたオブジェや入居者のお年寄りの方々の作品、素晴らしい!

  

  

因みに、11月3日は私の誕生日でした。
思いがけずmixi仲間の皆さまにたくさんお祝いのメッセージを頂いて嬉しい限りでした(*^_^*)

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