市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

プールの検査

2013-06-18 | 教育
以前にもチラリと書きましたが、今年度から学校薬剤師を拝命しました。
担当は家の近所の八幡小学校です。

学校薬剤師の主な役目は、年に数回ある衛生環境の検査です。
飲料水、給食、プール、シックハウス、照度、空気、騒音・・・黒板検査なんていうものもあります。


今日は、プール検査をしました。
養護の先生の立会いの下、プール設備全体の衛生状況や安全性の確認、プールの水の残留塩素の測定などを行います。
プールの水の細菌数や濁度などは別途検査機関に出すため、サンプルを採取します。
慣れないので戸惑いながらですが、どうにか終えました。


そう言えば、子どもの頃、プールに入る前に必ずじゃぶじゃぶと下半身を浸けなければならなかった腰洗い槽。
現在は設備があっても使っていない学校がほとんどのようです。
腰洗い槽は便などによる汚染を防ぐためのもので、塩素濃度はプールの50~100倍と定められています。
しかし、今のプールは昔のように水を溜めておいて入れ替える式ではなく、ほとんどが循環式なので、塩素に過敏な子どもへの配慮もあって、シャワーでよく洗えば腰洗いの必要はない、と判断されているようです。

それから、昔はなかったゴーグルの使用。今は当たり前ですよね。
5年前に、プールや水道水に含まれる塩素によって角結膜上皮が傷害を受けるという報告がなされてから、
「水難事故等を考えれば、水中で目を開けられるようにすることは必要ではあるが、プールにはゴーグルの使用が望ましい。プール後の水道水による洗眼は積極的に推奨しない」という見解が出されました。
結局、学校側で臨機応変に対応せよ、ということですが(^_^;)。


それにしても、水泳の授業って、毎日の水温管理や塩素濃度管理などの他に、福島の原発事故以降は清掃にもことさら気を使うなど、大人たちの相当な苦労があって成り立っているんですね。
実は子どもの頃、体育の授業は一通り大好きだったのに、水泳だけはどうもなじめなかった私。今さらながら、ちょっぴり反省しました。。

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