市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

トキメキを大切に

2014-05-19 | 教育
代々木の(財)市川房枝記念会女性と政治センター「婦選会館」



ここで二日間にわたって行われたセミナーの大トリは、ズバリ「学校改革」でした。
講師は、学習院大学文学部・佐藤学教授です。

一人残らず全ての子どもの学ぶ権利を実現する「学びの共同体」という独自のカリキュラムで、国内のみならずアジア諸国の教育現場で授業改革・学校改革を実践している第一人者です。
茅ヶ崎市、富士市、牛久市など、多くの教育委員会がこのカリキュラムを取り入れ、驚くべき成果を上げているそうです。
カリキュラムの中身はここでは触れませんが、興味のある方は、ぜひHPをチェックしていただければと思います。
また、先生の著書「学校を改革する」もお勧めです。私も講義の後に即アマゾンで入手しました(^^)。

「学校改革について教師に語ると、『時間がない』『人がいない』『資源がない』という答えが必ず返ってくるが、最も足りないのは『ヴィジョン』である』

教師の仕事は大道芸のジャグリング。教室も職員室も数えきれない課題の玉が飛び交い、教師はそれを操っている。そこへ外から『あれもやれ、これもやれ』と次々と新しい玉が投げ込まれる」

「『他者の声を聴く』ということが、学びの出発点。民主主義を育てるのは、耳である」

などなど、印象に残った言葉を挙げるとキリがないのですが、とにかく最初から最後まで目から鱗がボロボロと落ちるようなお話ばかりでした。

荒れた学校や、児童の9割が要保護・準要保護の家庭の子どもという学校でも、見違えるように変わったというのです。あまりにも効果が劇的で、先生には失礼ですが(ちょうどこの講義の前に、消費者庁長官から詐欺に関連する講義を受けたばかりでもあり(笑))、にわかには信じられませんでした。
ところが会場には、実際にこのカリキュラムで改革を実践した自治体の議員も何名か聴講していて、質疑応答の際に先生に感謝の言葉を述べたことから判断すると、少なくとも全くデタラメな話ではないようです(^_^;)。
まずは実際に奇跡の現場をこの目で確かめなくては・・・
講義の後、先生の前には、私を含め名刺交換を希望する地方議員の長い列が伸びていました。


そして最後の主催者側挨拶もふるってたんです!

「どうですかみなさん。本当にいい講義に出会うと、胸がときめくでしょう?」

そうなんです。
「これだ!」「そうだったんだ!」といういい意味での衝撃に出会ったとき、知的好奇心を刺激されたとき、人の心って、ワクワクドキドキ、ときめくんですよね。
この感覚をいつも大切にしていきたいものです。

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