市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

頼もしい!市原市の中小企業

2014-05-09 | お知らせ
撫子会(一期生議員の会)の視察で、(株)三和製作所を訪ねました。
川在にある約8000坪の広大な敷地で、主に金属の加工を請け負っている会社です。

自ら熱弁をふるって下さった深山社長


この会社の注目製品は、二つ。

一つは、環境に配慮した次世代の素材「さわやかECOボード」です。
これまで吸着・断熱素材といえば、アスベストのように、人体に有害だったりリサイクル不可などの欠点がありました。そこで深山社長は、黒曜石からできるパーライトに着目。これを板状に成形することに世界で初めて成功したのです。
このエコボード、防音・断熱・耐火・脱臭いずれの性能も、従来の素材よりも格段に優れていて、なおかつ100%再生可能という優れものです。

(写真は特別出演・吉田議員^^;)

写真左の石が黒曜石で、真ん中のビニール袋に入った粒上の物質がパーライトです。よく園芸店で土壌改良材として売られてますよね。これをプランターの土に混ぜると、水はけが良くなるんです。
このパーライトを板状にしたのが、一番右手のECOボードです。この技術を得るまでに相当なご苦労があったそうです。

工場内を見学。




最後に、この会社の二番目の注目製品を案内してもらいました。

このプレハブの建物は・・・?


なんと、自宅の庭に簡単に設置できるケアハウスでした!
9畳ほどの広さに、介護ベッド、キッチン、ポータブルトイレ、入浴システム、汚れ物洗い場がコンパクトに収まっています。

さっそく私がモデルになって、入浴介助を受けてみました(^_^;)

ベッドで寝ている状態から・・・

リフトで奥のバスタブへするすると移動。

湯船の中へ・・・


照明・TVもついて、お値段は約250万円です。
今後、介護保険のサービスに組み込まれるのかどうかにも関係するとは思いますが、介護が施設から地域(自宅)へとシフトされていく中で、このようなケアハウスの需要も増えていくのでしょうか。


それにしても、市内にこんなに革新的な企業が存在していたとは、驚きでした。このような中小企業が元気だと、地域も元気になりますよね。
ECOボードもケアハウスも、深山社長の強い信念から生み出されたものです。生き残り競争が激しい国内製造業ではありますが、そのアイディアと実行力で、これからもますます活躍されることでしょう。

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