市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

森に抱かれる子どもたち、森と戯れる大人たち

2021-04-01 | 教育
千葉市緑区平山町。
県道から外れて車一台通るのもやっとという道を進むと、突然目の前に現れる「グレイスの森」。
ここで月に一度、フリースクール「まなびスペースcococara」「こころね地球学校」の二団体が合同で活動されていると聞いて、さっそく訪ねてみました。





「グレイスの森」は、ほぼ別荘地のようなキャンプ場。
分譲区画が1区画150坪・20区画ほどあって、共有施設も充実しています。
フリースクールは、この森のオーナーや区画所有者の皆さんのご厚意で、こちらの共有スペースで開かれているのです。









フリースクールの代表の方や保護者の方から、色々とお話を伺いました。
ここに通う子どもたちは、いわゆる不登校ばかりではなく、学校に通いつつ別の居場所を求める子、画一的な公教育に違和感を抱いている子など、様々な背景があるのだと認識を新たにしました。
多様な価値観が認められ、各々の個性や才能を生かした学びが尊重される時代に変化しつつあるいま、逆にここに来る子どもたちの方が時代の先を行っているんじゃないか・・・そんな風にも感じました。
フリースクールの存在はこれからもっと重要になってくると思いますし、公教育との関係性も問われることになるでしょう。

2年ほど前になりますが、市原市の不登校の児童生徒はたしか0.8%ほどでした。
市教育委員会の「適応指導教室」には、そのうちの10分の1以下の人数しか通っていなかったと思います。
残りの子ども達は一体どう過ごしているのか・・・
教育委員会もあまり把握していない様子だったので、ずっと気になっていました。
市原市内にフリースクールがどのくらい存在するのかすら掴めていないので、この機会に調査したいと思っています。

憧れのツリーハウス!!


ツリーハウスから森を見下ろす


何やら秘密基地のような空間・・・。
子どもたちも、ここに入るとなかなか出てこなくなるそうです(^^)


ここからは余談ですが。。
区画の所有者(「森人」と呼ぶそうです)の皆さんは、キャンピングカーやトレーラーハウスなどで、思い思いに休日を楽しんでいます。




ちょっとお呼ばれして、こだわりのコーヒーを頂きました。
樹木に囲まれながら味わう1杯。なんて贅沢!




森のオーナーである不動産会社の社長さんからもお話を伺いましたが、この物語がまた感動ものでした!!
まさに理想的な山林再生の事例です。
興味のある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください! 首都圏郊外にある、30分で行ける別荘地


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