孤独の自由と欲張らない実践=頑張らない~楽になるブログ

個人意識丸出しながらも、欲張らない、見栄張らない、頑張らない、無理をしないで楽に生きる実践

「私は正しい」は不平等・不自由を生む

2018年11月12日 | Weblog
自由と平等は同じです。 自由があるから平等だし、平等だから自由があるのです。

その自由と平等をあれこれと言っている人も多いが、その自由を奪って束縛しているのや差別意識を持っているのが、当の自分自身だと気付いている人は少ないと思います。

すなわち、すべての原因と結果が自分自身にあることを知らないのです。

その原因の中に「私は正しい」という思いを誰もが持っていますから、その思い通りに誰もがしたがります。

だから家庭や社会の中でいて、自分に都合が良くなるように「こうしなさい」「それはだめです」と意図的に指図したり、頭の中でそう思っているからには、相手を束縛制限支配していることになるのです。

また自分自身も「あれはだめ」「これはだめ」「それは良い」「それは悪い」と思って自分自身を束縛制限しているのです。

自分に自由がないとぼやいて…他の者が自分の自由を束縛していると思う前に…自分自身が自分の自由を束縛・自縛しているし、自分が他の人の自由をも奪っているというお互い様の関係に気付く必要があります。

また差があって平等ではないと言って主張・顕示している本人が「私は正しい」と思って他と差を付けているのに、それさえも知らないで差別を無くする活動をしていたり、平等を唱える政治家や宗教家や聖職者らに上下の位を付けて自らが差別していることに気付いていないくらいだから、この世の中から差別が無くなるはずもありません。

ゆえに束縛制限し合い差別しあっているお互い様の世の中に自由・平等・平和が構築されるはずも無く、人類が共に闘いあい戦争しあっているのも当たり前のことなのです。

★「あるがまま」の普通に思っている人からは何も問題は起きません★

しかし「私は正しい」を持っていると必ず「守り」意識が働くし、正しいことをしていると自己主張したり顕示したがりますから、それに相反するものに敵対意識を持つことになります。

その敵対意識は不信感ですから、「私は正しい」のなかには必ず不信感を持っていて、自分の味方に思える人がいて信じている振りをしても、心からは信じていません。

だから自分が困れば味方に思える人でも平気で切り捨て裏切ることが出来るのです。

そして不信感が強い人ほど神や愛を信じてはいませんが、それでは不安だから自分に都合が良い神や愛なら信じたがります。

だから、皆のものではない制限された不完全な神や愛、特別にして他と差をつけた神や愛、偶像・形で示す神や愛、想像するだけの神や愛、言うだけ聞くだけ祈るだけの神や愛、それら非実在の不完全な神や愛を信じることになります。

そしてそれらの不完全で非実在の神や愛を信じることで何かとその形・形式にこだわり束縛支配されることになりますから、それらの神や愛を信じることで自由も奪われ差別までされていることに気付いてはいません。

だから鵜呑み丸呑みの自己暗示や他者暗示、妄信や洗脳されていると言えるのです。

更に「私は正しい」が「私の信じる神は正しい神」になり、その宗教観の違いが争いや戦争になり、その正義感で殺りく侵略することも正しいことになっているのです。 

「不信感」と「私は正しい」は同じになります。
その不信感と私は正しいを持って動いていると、その思い通りにならなければ必ず不平不満を持つことにもなります。

その不平不満が過ぎると今度は悩み苦しみ不安を持つことになり、生きていても楽しくありません。

すなわち「私は正しい」を持っていて「得」をしているように錯覚していますが、実際は「損」をしていることに気付いていません。

だから人様によって自分が被害を受けると「損」をしたと不平不満を言って「損」した分を取り返しにかかりますが、それが当たり前であり、それが正しい事と思っていますから、「私は正しい」と主張顕示してこだわり執着することになり、そのことで頭がいっぱいになって悩み苦しみ不安をいつまでも引きずることになって、結果的に日常生活がうわの空になってちっとも楽しくありません。

それだから(小が大になり)更に腹立ち憎しみが増して仕返し復讐報復制裁することになり、どんどん問題化拡大していって取り返しの付かない修羅場・怨念に発展していくことにもなり、結果的に誰も「得」にならないで「損」ばかりが連鎖・積み重ねている格好になります。

それが大きくなってやり合っているのが国際紛争の制裁発動やテロの報復連鎖や戦争に見られます。

だから良い悪い(善悪・優劣・損得)で人を責めたり不平不満を持たなければ「差」もなくなり平等・自由になり、皆が心穏やかに楽しく暮らせるようになると完全真理で教えてくれているのです。

(2009・05・07)投稿リメイク版