孤独の自由と欲張らない実践=頑張らない~楽になるブログ

個人意識丸出しながらも、欲張らない、見栄張らない、頑張らない、無理をしないで楽に生きる実践

ストレス解消法が多くのストレスを持つことになる矛盾

2008年12月06日 | Weblog
殆んどの方が何らかの趣味嗜好娯楽を持っているとは思いますが、余暇を楽しむ程度から始めた事が熱中することになるのが趣味嗜好娯楽にあります。
例えばゴルフを始めた事からゴルフが好きになり、足しげく打ちっぱなしゴルフに通うようになり、ある程度の成果が出るようになればゴルフ場に出かけるようになり、今度はスコアが気になりだします。 そしてもっと上達したくなって更に意識する時間が多くなります。 すなわち「意識したところ」に自分がいますから、その分だけゴルフに支配されていることになり、他のこと、例えば仕事や家庭の事を忘れる事ができます。 それで殆んどの方がストレス解消になっていると思っていますが、そうとは限りません。 

ゴルフによって仕事や家庭のことから一時的に解放されただけで、その代わりにゴルフに意識が支配されているから、余暇に使う時間的割合やその都合を思い考え過ぎたり、スコアや技術的なことに悩んでいたり、新たにできた人間関係や金銭問題や家族の反発などで、多くのストレスを背負い込んでいることに全く気付いていないだけです・・・たぶん自己満足が強いからでしょう・・・
だから、仕事や家庭のことに加えて今度はゴルフという新たな問題を抱え込んだことになりますから、結果的にはストレス解消どころかストレスが増えているのです。

ご婦人方の生け花やお茶の作法、手作り創作なども同じです。
展覧会やお茶会や作品発表や人間関係や金銭問題で余計なストレスを抱え込みます。
そして成績優秀ともなれば今度はお弟子さんまで持つことになり、教えることのストレスが更に増えていきます。
同じようにストレス解消や癒されると思っている娯楽や嗜好品も過ぎれば自他共に害を及ぼすことになります。 一時の自己満足・満足感に逃避して一時忘れているだけです。
だから、目的意識や思惑理想を持って趣味嗜好娯楽や、地域活動・奉仕活動などに手を出して、忙しく動き回っている人ほど多くのストレスを抱え込んで、自らが泥沼にはまり込んで自分の首を自分で絞めている結果になります。

もしも、趣味嗜好娯楽といえる形に「純粋に好き」であれば執着がありません。 上手下手や良い悪いに関係なく平然とあたり前にやっているから特別に過ぎることはありません。
何のストレスを持たずに、自分に出来る自分の好きなことで家族や子供に尽くす事が出来ればそれが愛になり、愛エネルギーを振りまいていることになります。

しかし、良い悪いで人を責め自分を責め、それが不平不満・不安心配・苛立ちになり、やがて怒り・嫉妬の破壊意識になり、それらを持ち続けていると人間は生きていけません・・・だから自殺をする人が絶えないでしょう・・・ 
だから自己逃避する為に必然で生まれたのが趣味嗜好娯楽です ・・・自己満足でもいいから、何とかしながら生きようと努力している仮の姿形です。
だからストレスの原因である己の意識、自分に都合が良いか悪いかで動いている個人意識に問題があることに全く気付いていないのです。

余暇を楽しむのであれば、恋人同士や家族や職場を交えた大勢の人と楽しんだり、子供連れ同士が集まったりして、比較競争の無いサークルで多くの人と接し触れ合うことが望ましいのです。 ・・・しかし残念ながら・・・今の比較競争し合う個人意識を持っている人間同士では「絵に書いた餅」で終わるでしょう・・・ そこで「良い悪い」で判断しない実践の場として意識して取り組めば、少なくとも学び知る結果が出てきます。・・・しかし巻き込まれないためには確かな意識力・自信・自力が必要になります。

私の場合は過去十数年以上の余暇を・・・摩訶不思議な世界を知ることに注ぎ・・・ 波長が合う人、同じ流れに乗っている人との交流、同じ仲間意識の人、そして真理を共に学び合える関係を構築してきました。 そして来るものは拒まず、去るものは追わずで、自然体に近い形での繰り返しが何度か続いて・・・ 今では完全真理とファバラエネルギーに至っています。