温泉におんねん！・６

温泉におんねん ・６ 

透明「わかりました

　　　それでは、今のところ問題は見当たらない

　　　ということで良いですか」

女将「い、いえ・・・その・・・」

透明「」

女将「実は・・・・思い当たることが・・・」

透明「何か、あるんですね」

女将「は、はい」

女将が言いづらそうにしているのが気になる・・・。

透明「女将さん言いづらいことでも、

　　　気にせず言ってください

　　　こう見えて、私は口が堅いですから」

女将「い、いえそうでは無いのですが・・・。

　　　透明先生も・・・男性なので・・・・」

透明「へっ」

女将「す、すみません

　　　ちゃんとお話ししなければならないのに・・・

　　　じ、実は、私達夫婦は、子宝に恵まれなく、

 　　　このままでは、旅館の存続が危ういと・・・」

透明「」

なんら、恥ずかしがる理由ではないと思うのだが・・・

女将「つ、つまり・・・夫婦としての営みが・・・。」

透明「」

あ、ああ～っそういうことか

透明「セックスレスということですか」

女将「は、はい」

なるほど・・・男性の私にも、初恋の相手の昴にも

言いづらい相談だったわけだ・・・

私は普通のことのように話を続ける

透明「それは、旦那様の方ですか」

女将「は、はい・・・」

透明「いつ頃から」

女将「私達が結婚したのが、８年前なので、

　　　６年前からだと思います・・・。」

透明「なるほど・・・・それが、怨念によるものと

　　　感じているのですね」

女将「はい・・・私も色々と霊能関係の方とお会いして

　　　見ていただいたのですが、このことも、怨念が

 　　　影響して、子孫を残さないようにしていると言われて・・・。」

透明「そうですかそれは辛かったですね」

女将「・・・はい・・・」

望んでも子宝に恵まれないということだけでも

辛いはずなのに、夫婦のセックスレスとなると、

二重に辛いだろうに・・・。

透明「わかりましたそれも踏まえて、調べてみましょう」

女将「ぐすっよろしくお願いします」

言いづらいことを、言ってくれたんだ

 私も真剣に頑張らなきゃ 

次回、怨念を調べます 

　　　　　　　　　　続く ・・・。

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