

透明「女将さん
今まで来た霊能者の方が、
視てきた場所を覚えていますか
」

視てきた場所を覚えていますか

女将「は、はい
全てではないですが・・・
」


透明「そこに、案内してもらえますか
」

女将「
・・・わかりました
」


霊能者の人達が、何を視て諦めたのか

一度、視ておく必要がある・・・

私は、女将さんに連れられて、旅館を回る

透明「先程のお話しからすると、怨念を残したのは、
この旅館の前の主人ということですよね
」
この旅館の前の主人ということですよね

女将「はい
確かにそう言っている方が多いです
」


透明「う~ん
・・・そのご主人は、ここではなく、

お寺で亡くなった・・・う~む
」

女将「どうされましたか
」

透明「いいえ、まあ、こういうこともあるのかも
しれませんが、通常、怨念は命を落とした場所に
憑くことが多いので・・・ここから、お寺まで、
憑くことが多いので・・・ここから、お寺まで、
どれくらいの距離がありますか
」

女将「え~っと、多分、歩いて10分くらいだと・・・。」
透明「徒歩で10分
・・・結構あるなぁ~・・・
」


ええ~っ
怨念がそこまで飛ぶ~ 





いやいや
経験則でものを考えてはいけない


もしかしたら、怨念では無く、怨霊かもしれんし、
前の主人とリンクしたものがあって、そこから怨念が・・・

と、とにかく調べてみないと

女将「最初の場所が、ここです
」

透明「ここは、温泉の裏側ですね
」

女将「はい
霊能者の方が多く見られた場所がここでした
」


透明「露天風呂の裏側・・・確かに、ここからなら、
温泉と建物の気脈が視えるか・・・。」
私は、気配を探る・・・。
はぁ~
・・・・温泉の気脈は、いつ感じても気持ちいいのぉ~



って、浸っている場合じゃない



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
う~ん
・・・ここではないみたいだ


透明「ありがとうございます

次の所に案内願えますか
」

女将「は、はい
」

今度は、旅館の屋根裏にあたる、物置部屋・・・。
透明「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・ふむっ
」

女将「ど、どうでしょう
」


透明「そうですね・・・ここでは無いようです
」

女将「そ、そうですか・・・
」

この後も、色々回るが、何も掴めない・・・。
女将「あ、あの~
」

透明「はい
」

女将「次で、最後になりますが、
何かありましたでしょうか
」
何かありましたでしょうか

透明「そ、そうですねぇ~

霊は、何人か視ましたが、怨念は・・・。」
女将「そ、そうですか
」

あ、あれっ



もしかして、私の方が頼りなく映ってる



でもなぁ~
・・・本当に、今のところ感じないんだよなぁ~


女将「透明先生
こちらが最後です


ここは、私の義母が最初に頼んだ霊能者様に
視てもらった場所です
」
視てもらった場所です

透明「
」

女将「せ、先生
」

最後の場所・・・それは、旅館の中庭

しかし、改装前は、確実にここにあったのだろう

透明「お、女将さん

この場から、離れてもらえますか
」

女将「せ、先生
お顔が真っ青
」


透明「いいから、早く
」

次回、怨念の正体が明らかに 

続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

