

透明「う~~~~ん



よく寝た~~~~

さぁ~て、準備準備
」

身体をほぐし、朝食を食べ終わり
迎えが来るのを待つ

「ピンポーン
」

透明「おっ
きたきた
」


扉を開けると、そこには背広を着た
男性が一人・・・。
男性が一人・・・。
尼野辺「お迎えにあがりました
」

透明「尼野辺(にのべ)さん
すみませんね
」


この尼野辺さんは、いずなばあさんのお付きの人

結構な力のある人だとは思うのだけど、
仕事をしているのは、見たことがない・・・



私は、玄関を出て、車まで歩く




透明「
」

咄嗟に投げられたモノを左手でキャッチする

透明「昴
」

昴「話聞いた
止めても無駄だから、

そいつ持っていけ
」

透明「コレって
」

昴「まあ・・・御守だ

もし、俺が弥勒庵に行くことがあったら、
その時用にと、作っておいたものだから、
効果はあると思うぞ
」

透明「くすっ
ありがとう
」


昴「透明
待ってるからな
」


透明「おう
任せておけ
」


そう言って車に乗り込む・・・



尼野辺「お別れは済みましたか
」

透明「尼野辺さん
その言い方はやめようよ
」


尼野辺「し、失礼しました
」

こうして車は一路、ある港へ・・・

そこからは、チャーターした船で孤島を目指す

透明「はぁ~
風が気持ちいい~
」


船員「もうすぐ見えてきますよ~
」

透明「・・・あれですか~ 
」


船員「そうそう
でも、お兄さん
あの島で、何をするんですか~
あそこには、店もなければ、人もいませんよ
その上、あまりいい噂聞きませんし~
」


あの島で、何をするんですか~

あそこには、店もなければ、人もいませんよ

その上、あまりいい噂聞きませんし~


透明「ちょっと、野暮用で~す
」

船員「まあ、詳しくは聞きませんが~
何かあれば、島の無線機で連絡してくださ~い~
」

何かあれば、島の無線機で連絡してくださ~い~


透明「ありがとうございます 
」


そうか・・・携帯もつながらないんだ・・・



船員さんとそんな話をしながら、船に揺られること
3時間半・・・・さすがに酔ってきた・・・

尼野辺「透明様・・・もうすぐ着きます

島は、断崖が多いため、船を迂回させて
反対側の海岸で船をとめ、そこから泳いで
島に入っていただくことになります
」
島に入っていただくことになります

透明「うう
・・・・はぇ~
・・・・。」


完全に船酔い・・・

でも、島に近づくにつれ、肌がピリピリと
ヒリつく感覚
・・・今まで体験したどこよりも
ヒリつく感覚

危険な空気が伝わってくる・・・。
早朝6時から出発して、午後1時半・・・。
7時間半の長旅に船酔いつきで、海で泳ぎ、
やっとのことで島に上陸・・・
やっとのことで島に上陸・・・

透明「ひぇ~
着いた~
」



尼野辺「大丈夫ですか
」

透明「さすが尼野辺さん

私なんかよりも、慣れてますね
」

尼野辺「いえいえ
実は結構キツいです




ただ、私はこの島に、何人もの方を
お連れしてきましたので、少々備えが
お連れしてきましたので、少々備えが
できているだけなのです
」

透明「しかし・・・この島・・・
」

尼野辺「感じますか
」

透明「ええ
ビンビンに
」



島に入って直ぐに感じたこの感覚は、まさに

透明「喰われた
って感覚ってこういう感じ

なんでしょうね
」

次回、弥勒庵まで進みます ・・・・。
続く ・・・。







https://guardian-jewelry.com/
ポチしてくれると励みになります

応援よろしくお願いします

↓ ↓
にほんブログ村ランキング
↑ ↑
応援ボタン2箇所
ポチッとよろしくお願いします

