

透明「ふ~っ
・・・備えが足りなかったか・・・。」

そう言うと、開けた扉を閉め、歩きだす

透明「まったく
情けない
」


私は、このフロアーにある全ての部屋の扉を
開けずに元来た道を戻ってゆく

足速に歩を進めると、先程入ってきた出口の下に
たどり着く・・・。
透明「やっぱり居たか
」




このフロアーは、降りてきた方向の先が広くなり、
自然と前に進むようになっているが、
実は、それ以外にも、進める場所があった

それは、降りて来た方向の逆

そこにも少し奥行きがあったのだ

階段の裏には、さっきの物体・・・。
少し考えれば、一番可能性が高かったはずなのに

要するに、その先に次の階段があるはずだ




謎の物体は、また私を補足すると近づいてくる・・・。
透明「・・・・・もう、いいよ

わかったよ
ありがとう
」




近づいて来ていた謎の物体は、壊れた映像のように
細切れに映りながら、消えてゆく

透明「足りなかったのは、私の覚悟



それを教えてくれて、ありがとうね

ここからは、気を引き締めて行くよ
」

死と隣り合わせ、未知との出会い

いわくだらけの建物

全ての恐怖は、映像となり自らの恐怖を映し出す

幻覚の粋を集めて作られたフィールドには、
覚悟を持たずに入った者の精神を破壊するに余りある
威力があった・・・。
私は、己が作り出した幻覚の先に歩を進める



透明「・・・この部屋か
」

「ギギギッ
」

透明「あった
下への階段
」


古ぼけた部屋の中央には、立派な階段が
待ち構えていた・・・・。
透明「しかし・・・部屋のど真ん中に階段とか

趣味悪いんだけど・・・

でも、これで進める
」

透明
第一関門突破です 


続く ・・・。







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