

地下2階
・・・暗闇は色を濃くし、

何者をも拒む・・・。
透明「ひぇ~っ
ライトがなければ

何にも見えないや

しかし・・・これはまた・・・
」

地下2階を照らす光は、暗闇に吸い込まれ
奥まで見えない・・・
奥まで見えない・・・

地下1階とは違い、このフロアーは、
さらに複雑な様相をしていた

透明「とにかく、歩いて見るか・・・
」

意を決して歩みを進める透明だが、
何か違和感がまとわりついて離れない・・・。
透明「・・・・ここは、部屋が無いのか
」

長い廊下は、複雑になっており、少し進むと
3つに・・・もう少し進むと2つに・・・
さらに進むと4つに・・・道が複雑に分かれ
すでに、今どこにいるのか
が分からなく


なっている

透明「まるで迷路だなぁ~

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・えっ 
」


かなり歩いた感覚はあったのだが、目の前に
広がる光景は覚えがある・・・

透明「はぁ~
・・・・入り口に逆戻りか


まあ、よくあるパターンだけど、
コイツは想っていたよりも難解だぞ
」


私は、俗に言う左手の法則に従って進んでいた

左手を壁につけたまま、進むことで、必ずゴールを
見出だせる簡単な方法だが
この部屋は確実に

壁が複数箇所、繋がっていないということになる

こうなると・・・・。
透明「仕方がない・・・少し原始的だけど、
床に目印をつけながら進んでゆくしか
方法がないか

・・・・・あれっ
これって・・・

おお~っ
気が付かなかったけど、

壁の高い所に、あったんだ
」

手元の壁に意識をとられ、今まで気が付かなかったが、
丁度手の届く位の壁の上に幾つものオイルランプが
設置されている
設置されている

透明「え~っと
・・・・おお


オイルも入ってる

念の為、注意しながら
・・・・おっ


点いた
」

私は、もっていたライターで、慎重に火をつけてみる

透明「火・・・ちっちゃ



でも、全てに火をつけながら行けば、
結構明るくなるかも・・・

う~ん
・・・だけど、これだけだと

完全には攻略できないようになっているから、
やっぱり、印は必要か・・・。」
ランプに火をともしながら、床に印をつけて進む

地味だが、一番効率が良い方法をとる

しばらく進むと・・・。
透明「あれっ



ここって・・・・また振り出しか

う~~~~うっ
・・・めんどい
」



こんな感じで進んで行くこと、1時間

段々、印をつけた場所を把握できてきた

透明「ここをこっちに曲がるとダメだから・・・。
おっ
ここは初めて通るぞ


よしよし
」

そんなことを繰り返し・・・。
透明「・・・あった

このフロアー初の部屋見っけ

」



目の前には、悠然と存在する立派な扉が

透明「・・・・・う~ん
・・・やっぱり、

おかしい
」


扉を目の前にして、ドアノブに手をかけようと
した時、ふと最初から感じていた違和感に
立ち返る・・・。
立ち返る・・・。
透明「ふむっ
・・・・少し頭の中を整理しようか


今まで通ってきた道・・・何か変な感じが
拭えなかった・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やっぱり、そうだよなぁ~



間違いなく、この扉・・・罠だよね
」


次回、地下2階の恐怖が透明を襲う 

続く ・・・。







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