黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

ティプトリー

2007年01月23日 21時13分35秒 | Weblog
1月23日分。

 ここしばらくはずっと、ティプトリーの『故郷から10000光年』を読み進めている。現状の進み具合から見て、多分明日か明後日には読み終わるだろうと思うのだけれども。こーれがまあ、思っていたより難しい。読める作品も結構多いのだけれども、たまに「???」と顔一杯にはてなマークを浮かべてしまうやつも無いではない。まあ、ティプトリーだしなぁ。読めるやつに関しては、お、さすがティプトリーだなぁと思うのだけれども。
 我ながらしかしまあ、ここまで海外系SFにどっぷり行くとは思わなかった訳で。ここの所は少し多めに買い足していたから、積み本が現状で、今日買ったものも含めると六冊になっているけれども、このうちの三冊が海外SFで、一冊は国内SF。で、残る二冊の内の一冊が星新一という……今日買ったのはこれ。あー、何か全般に積んでいる本があきらかに偏ってるなこれは。
 時々自分でも疑問に思うのだけれども、どうやって買う本を選んでいるのかがよく分からない。他人から勧められて買うときには分かりやすいけれども。ただ、他人から勧められて、その分野に行ってみようかなというときに、他人からあまり聞かずに自分で選び出すときに、さて一体何を自分は基準にして選んでいるんだろう。例えば、ここのところの海外SFマイブームを引きずり出したのはイーガンの『しあわせの理由』になるのだけれども、これを選んだときに、一体何を基準にして選び出したんだろうか。
 色々、他人から聞いたわけでもなくて、自分で選び出してきた本はある。その中には、後々になって影響の大きかった作品もある。ただ、そういう本を選び出したときに、一体何を基準にしていたのか、未だによく分かっていない。ただ毎回のように本屋へ行って、本棚に並んでいたり平積みになっているのを眺めやって、ああこれは面白そうかも知れないなと思ったら買う。つまり、ぶっちゃけ勘で買っているところもかなりあるということ。まあ、文庫しか買わないから、一冊二冊のハズレを引いても大して痛くないから出来るやり方ではあるか。
 選ぶときには、確かに著者で選んでいることもあるし、ナントカ賞受賞というのをたまに参考にすることもある。特に、今のように海外SFをあさっているときには、受賞作というのは多少は参考になる……こともある。百パーセントとはまるっきり言えないので、難しいところなのだけれども。レーベルで買うことも多い。だもんだから、今はハヤカワSFかJAと、気が向いたときに創元SF辺りを眺めているような状態になっている。まあ、また再来月くらいには別の棚をずっと見て回っているんじゃないかとは思うけれど。
 結局の所は、なんとなーくよさそうかな、というものを、何かしら感じ取って買っている……らしい。毎回当たるわけではないし、基本的に私は安全そうなものをメインに買っていくから、冒険はしていない。でも、これは地雷っぽいよなーとか、自分にゃ読めなさそうだよなーというのを一定見分けられるというのはまあ、貴重なスキルなだろうなぁと思う。本読みなら、結構普通に持ち合わせているスキルではある。

 幾つかもの書きのネタを考えはしているのだけれども、今のところは、一つをぼつぼつたたき始めているところ。前に打ち込んでいたやつは、また例によって止まってしまったので、新たに起こしてきている。まあ色々皮算用もしてみたし、こういうのの方が受けは良いんだろうなぁというようなものを考えもしたけれど、ひとまずは自分の書きやすそうな所からやっていくことにしてみたり。また詰まってしまう可能性は高いけれど、書いてみないと何とも言えないのだし。
 今のところ、三日四日くらいで五千文字くらいだったかどうだったか。あんまり順調な速度とは言えないけれども、焦ってみてもしょうがないかなーと思ってみたり。ここ最近で思うのは、私の場合、あまり一つの大きな話を続けていくのは得意ではないらしいということ。前々から分かってはいるんだけれども、長い話を書こうとすると、まず途中で飽きる。話が破綻しているのが原因の場合もあるし、詰めが甘いせいであることも多いけれど、一番大きな理由は……他の本を読んでいて、そっちに興味が行ってしまうから。
 正味、書いている間は他の本をあまり読まないようにするのが一番ではあるのだけれども。それをやってしまうと、今度は通勤時間中に困ってしまう。私にとって通勤時間やら休み時間に本を読まないというのはあり得ないことだし、かといって同じ本をずっと読んでいてはやっぱり飽きてしまって同じことになる。できれば会社に行かずに立て続けて書いてしまうのが良いんだけれども、さすがにそういうわけにもいかんしなぁ。いやはや、うまくいかないもんですな。おおかた、時間があったらあったで今度はさぼってしまって、やっぱり飽きるか。
 こうなってくると、やっぱり短めの話を幾つか繋げるなりのやり方をするのが、自分には合っている感じ。実際、一つの短編が書き上がってくれば、幾つかを続けて書けそうな気はしていたりする。毎回ネタは思いつくけれど、その半分以上はやっぱり短編連作的なもの。最初の一つを書き上げてしまえればなぁ……もうちょっと今より経験値が大きく伸びるんだけどなぁ。ぼちぼち、飽きてでも無理矢理にでも、一つ短編で良いから書き上げることが必要になりそうだなーと思い始めているところ。

 あ、いかん。ワイシャツにアイロンかけねば。

読み:なし
買い:文庫『妖精配給会社』
途中:文庫『故郷から10000光年』
月次読破:文庫6冊、コミックス11冊
月次購入:22冊
通年度購入:197冊(文庫102冊、コミックス95冊)
通年度読破:196冊(文庫98冊、コミックス98冊)

それでは。