つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

エッセイ パソコン

2018-09-30 12:07:48 | エッセイ


エッセイ パソコン
  課題【洗濯・掃除】 2018.9.14

月曜日の朝、パソコンが壊れた。
スイッチを入れても、最初の画面が出た後は次に移らない。
前回使った時にきちんと終了していないと時々そんなことがある。
たかをくくってマウスを動かすが変わらない。
コンセントを入れ直しコードを確かめ、キーボードとマウスの電池も変えた。

古いマニュアル本を出し、出来そうなことをいろいろ試すが画面は凍ったまま。
次はどんな手を打てばいいのかと途方に暮れた。
初めて事の重大さを感じた。

メーカーに連絡をする。
「フリーダイヤルでおつなぎします」と言われてから長い時間待たされ、やっと修理の依頼にこぎつけた。
約束の日、メーカーから若い社員がやってきた。
持ってきた器械をパソコンに繋いで、こちらの言うことを聞きながら、次々とマウスを動かす、早い。

以前のパソコンにデフラグをした経験がある。最近立ち上がりが遅いのでそれをした。
デフラグとは散らばったデータを元の場所に戻す掃除のようなものだ。
その話をすると、原因はそれが大きな負担になったのだろうと言う。
結局修理は不可能に近かった。

私はもう買い替える気でいたからそれはいいのだが、中のデータが取り出せるかが一番の問題だった。
最近大事な文書を預かっている。
全部はバックアップに取っていない。

それから長い時間、隣に座って次々に出てくる画面を見つめた。
古いデータは外付けのバックアップに在り無事だったが、最近のデータやメールが殆ど消えてしまった。

その週は、セキュリティのソフトやデジカメ、プリンター等の設定にメールアドレス、パスワードを何度も打ち込んだ。
また、新しい機種の使い方に戸惑う。
聞けば丁寧に教えてはくれる。
だが電話の向こうで、こちらの入力を待っている気配が分かり慌てる。
「すみません」と何度も何度も言った。

一回り体が縮んだような気がした。

  先生の講評・・・
         
バーチャルなそうじ余話。幸田文の世界の現代版?
         アナログなそうじ感覚との比較があると立体感が出る。

  つつじのつぶやき・・・
        先生の言われるアナログの掃除との比較、難しい。
        この後電気釜も壊れました、周りも老化が進んでいます。

コメント
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