あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

石鎚登山 4 山頂の夜明け

2023-09-21 00:04:00 | 山登り・里山歩き
 おはようございます。
 石鎚山頂の夜明けです。


 ご訪問くださったみなさまの今日一日が良い日でありますように。

 夜明け前、5時14分
 東の空に麒麟降臨


 ズームアップしてみると


 世界を飲み込む大怪獣
 天狗岳に迫ります。
 5時15分


 同じ方向を時間差で見てみました。
5時24分


 5時42分
冒頭写真
 
 5時47分


刻々と変化する空の美しさに息を呑みました。
 違う方向の空もというか、こっちが日の出の方角
 日の出前 5時15分


 同じく5時15分

 
 5時26分


 湖のような雲

 誰かの頭がー 写真スポットは結構混み合っています。


 5時44分 


 5時48分 山が赤く染まりました。


 ウマオが発見!風力発電機が並んでいるのが見えました。よく見えるねぇ!

 白い湖のような雲の上に並んでいるんですけど、どうでしょう?


 佐田岬のように思えるのですが、わたしは方向音痴だから。

 雲も赤く染まってきました。


 
 ここで朝の神事の時間です。

 ご神像拝戴

 頂上社では朝晩10分程度の神事が行われるようです。強制ではありませんが、宿泊者だけでなく、ご来光目当てで暗いうちから登って来た人もほぼ全員が(二名以外)参加していました。
 美しい夜明けを見た後では、誰もが自然を崇拝し祈りたくなります。

 二礼二拍のあと神主さんが神様にご挨拶、その後全員が印刷された祝詞?を読み上げます。その時
 後ろの人がわたしの背中を振り払っている様子。振り向くと、わたしの背中の周りをなにかがブンブン飛び回っているのです。払っても払っても逃げないので、わたしはついに
「そのままにしておいてください。」と言ってしまいました。
 もちろん好意で振り払ってくれたんです。ですが、振り払うと返って攻撃されることもありますから。
 払うのをやめると虫はわたしの手に止まりました。


 アブ? ハエ?
 全然噛まれませんでした。
 祝詞が終わるまでわたしの手にいて、終わると飛んで行きました。手の温もりが気持ちよかったのかしら。
 その後の神主さんのお話がとてもよかったので、一言一句忘れまいと真剣に聞いたのですが…
  忘れました😂
 山は一刻一刻姿を変え、変化しながらも自然の調和を保っている。人間社会においても欠けたところを補い合い調和を保っていきたい、と、世の中の安寧と世界平和を願うような内容だったと思います。人の争いとは無縁の風景の中で、すとんと心に落ちるお話だったのですけど。歳をとると忘れん坊になつてー
 
 その後、宿泊者代表として、山荘のスタッフさんが玉串を捧げ、次に、世界中の未来を背負う子どもの代表としてトラオ、ウマオ、お友達になったミーくんが玉串を捧げました。そうか、今日、この時に石鎚山頂にいる子供は世界でたった4人しかいないのです。もう一人の少年は恥ずかしいのか、参加しませんでした。
 それから宿泊者全員が、三体のご神像に触れていきました。石鎚神社だけで行われる儀式だそうです。
 御神体は石鎚毘古命ですが、その叡智を三体の御神像で現しているのだそうです。
一体目  仁 優しさ、調和を意味する玉を持っています。
二体目  智 賢さを意味する、鏡を持っています。 賢さと鏡ーまずは己を見つめよということかな? なかなか奥深い。
三体目  勇 勇気を意味する剣を持っています。その剣は諸刃の剣で、片側は勇気ですが、反対側は? 忍耐だそうです。う〜ん、宗教というより哲学的。
 ご神像に触れることによって、参列者は御神徳を身に受けるということのようでした。(わたしなりの解釈です。間違っていたらすみません)
 すべての儀式を終える頃、天狗岳には



 早くも人が登っていました。
 清々しい朝でした。良い天気になりそうです。

               続く

コメント (8)
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