あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

小春日のコスモス

2016-11-17 01:27:01 | 植物
 前回の三間町では、11月6日にコスモス祭りが開かれたそうです。ちょっと盛りを過ぎて遅くなってるころかなと思いましたが・・・もう立冬を過ぎましたからね。

 毎週日曜日の新聞にさだまさしさんのコラムが連載されていて、名曲「秋桜(コスモス)」について書いていました。歌詞の中の「小春日和」とコスモスとについて指摘されたことがあるそうです。小春日和とは冬の暖かい日のことで厳密に言えば本来冬にコスモスは咲いていないはずーと。
 小春日とは旧暦10月の温かく穏やかな日のことを言うのであって、それは今の暦では11月から12月始めにかけての季節をいいます。
 このことについてさださんは、「九州では立冬を過ぎて霜が降りそうな時期までコスモスは咲いている。」「僕が九州人であったためにこういう歌詞を平然と書いてしまった・・・どうぞお許し願いたい。」
 わたしはこの一節におおいに共感しました。そう、南国では冬もコスモスは咲いているのです。

 西条市河之内の天川地区、ここの棚田に50万本のコスモスが咲いているというので父を連れて行ってきました。新聞報道では11月の毎週土曜、日曜、祝日にはコスモス祭りが開かれているのだとか。
 JA庄内事業所をすぎてひたすら山の方へ
 すると



 目にも鮮やかなピンクの畑が目に飛び込んできました。
 ここのことかしら?
 道ばたの少し広い場所に車を止め、降りてみました。
 なんとかわいらしい。


 丈が低いので真上から見渡せます。

 ちょうど今が見頃。朝夕の冷え込みが厳しくなって、一段と色鮮やかさが増しているようです。



 しかし、祭りらしい様子はなく、コスモスも50万本もあるとは思えません。そこでもう少し先まで行ってみることにしました。
 かなり山の中に入った頃、やっと会場が見えてきました。

 先ほどの色鮮やかなコスモス畑を見た後では、



 かなりさびしい感じがするのは否めません。もう盛りを過ぎたみたいです。
それでも、棚田のカーブと高低差に調和してすてきな雰囲気。真っ盛りに来たらずいぶんときれいだったでしょうね。





 駐車場近くでは、石焼きピザや農産物も販売され、古民家の家の中が公開されていました。



 ここでは平地がなく、家さえも高い石垣の上に建っていました。
 家の中はこんな感じ



 そうそう、昔の家の玄関ってこんな感じだったよね。
 小さい集落の人々の心意気を感じました。来年はもっと早くに来ましょう。

 さて、もう一箇所コスモスの咲いている場所があります。2,3日前に通りがかったのですが写真を撮れずじまい。そこへも行ってみることにしました。

 ここでは、コスモスどころかひまわりまで咲いています。



 冬の日に夏と秋の花の競演。
 残念ながらコスモスは先日ほどきれいではありませんでした。たった2日ほどなのに。そしてひまわりも刈り取りがはじまっていて、数が減っていました。それでもこの花の多さ



 みーんな同じ方を向いてますね。



 父は久しぶりの外出でとても喜んだのですが、ひまわりを見ることにはすっかり疲れてしまったようです。なんだか急に弱ったような気がしました。

 
コメント (2)
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