あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

昔は別の呼び方だった

2009-12-26 11:15:46 | 野菜・果物・料理など

 司馬遼太郎原作のドラマ「坂の上の雲」が始まりましたね。 明治時代の愛媛県人3人が主人公とあって、毎回欠かさず見ています。 原作の方は、日露戦争当たりで挫折いたしました。 


 歴史苦手のぶじこも、かしこいお友だち数人に誘われて坂の上の雲ミュージアムに行ったりして事前勉強怠りなく・・・・・・・
 で、ドラマの感想は?
 
 もっくんが伊予弁しゃべってくれるのがうれしい


 それだけかい


 伊予弁は、古い言い回しが残っている珍しい言語なんだってねえ。
 
 さすがかしこいお友だちにレクチャーを受けただけのことはある。
 
 「」を「を」って発音するの、愛媛だけなんだってねえ。
 
 そうそう、標準語では「お」と発音しますが、伊予弁では「うぉ」と発音します。 最近では伊予の言葉もだんだん標準語に近づいてきていますが、これは未だに残っていますね。 ついでにいうと「」も鼻濁音ではなくきっぱりとした濁音の「が」です。
 さらにいうと、わたしの祖母は「会社」も「くわぃしゃ」と言っておりました。


 それで思い出したのが、いろいろな野菜の古い呼び名。 祖母や母の世代が呼んでいた呼び名です。 さて、なんのことか分かりますか。
  お断りしておきますが、これらの名は伊予の方言とは限りません。 あくまでもわたしが子どもの頃に馴染んできた呼び名ということです。


 1 ときび
 2 あぜまめ
 3 ねぶか
 4 りゅーきいも
 5 たいも
 6 にどいも


答え
 1 ときび→唐きび→トウモロコシ

 2 あぜまめ→畦豆→枝豆、大豆  これは水田の畦に植えていたことからそう呼ばれていたのだと思います。

 3 ねぶか→根深→根深ネギ  これは今も根元に土をかぶせて白く育て上げたネギをそういいますね。 

 4 りゅーきいも→琉球芋→サツマイモ  どこから伝わったかによって呼び名が違うようです。
 もともとが暖かい地方で育つ芋ですから、うちではもみがらの中に入れてビニールハウスで保存しています。 この間使おうと思って取りだしてみたらー



 早くもなが~い根っこが伸びていました。 早く食べないとそのうち芽が出てくるんじゃないかしらん。


 5 たいも(田芋)



 洗うとこうなります。 サトイモです。



 しかし、沖縄で田芋というと、水を張った水田で栽培する、粘りの強い芋らしいです。
 


 6 にどいも→二度芋


   にどいもの怪獣! 実は芽の出かかったジャガイモです。



 1年に2度収穫できることからそう呼ばれているそうです。 うちで初夏に収穫したじゃがいもはすべてこんなになってしまいました。


 それで畑に放置していると



 勝手に生えてきて・・・・


 また収穫できました! 今夜のおでんだねです。



 では、今から2回目のにどいもを掘ってきます。 


 そうそう、書き忘れていました。 
 ドラマの中で、もっくん扮する秋山真之が豆を食べていますが、あれは煎った「こやまめ」ではないかと思います。「こやまめ」って何かわかりますか? そら豆のことです。


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コメント (10)
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