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あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

珍しいお茶 石鎚黒茶

2023-02-21 00:41:09 | 野菜・果物・料理など
 お茶畑のそばで信号待ちしていたら、カラスがお茶の木に乗っかっていました。
 
 
それも4.5わ。何をしているのかしら。



 白いものを咥えたのがいました。お茶の花の蕾かしら。花の季節ではないと思いますが、まだ花が咲いていたりするのです。
 
 これは、別の場所で写したものですが、
 




 果樹園の境に植えられていて、手入れもしてないので枝も伸び放題でした。
 それが、去年の秋に短く枝を切っているところに通りかかりまして、どうするのかと聞きました。そうしたら、黒茶にするんだという返事。枝もお茶に?黒茶は枝ごと切って使うんですって。知らなかった。
 この黒茶、古くから石鎚山の麓の集落で作られていましたが、次第に製造者がいなくなり石鎚村最後の住人、曽我部さんただ一人が作っていたそうです。石鎚村についてはこちら そういえばお茶畑がありました。
 
 
 
 茶葉を蒸してから発酵させるお茶は、日本では4か所しかない珍しい製法だそうです。そのうちの3つが四国に残っています。枝ごと蒸して葉を取り、まず糸状菌による好気発酵、さらに乳酸菌て嫌気発酵させるという複雑な過程で作られたお茶です。
 西条独特のお茶を絶えさせてはならないと、地元の生活研究グループが製法を継承しています。今では大学や研究機関と連携して製法を工夫し、製造するグループも3つに増えました。そして高校生も、黒茶を使ったクッキーなどの開発に取り組んでいます。
 
 このお茶、大変健康に良いそうなのです。体に脂肪がたまることを抑え、整腸作用があり。花粉症にもよいとか。以前それを聞いて買ってきて飲んだのですが、酸っぱいお茶というのはどうも・・・
 私の口には合わないなあと思い飲み切らずに去年処分したばかり。けど国の重要無形民俗文化財に指定されたと聞いてもう一度買ってきました。
 
 
 
 
 中身はこんなの

 
 これを2グラム急須に入れて・・・2グラムって・・・・? 葉っぱが大きいので小さじ何杯ーなんてことはできにくいですね。しかたがない、きっちり計りました。上の写真の三分の一くらいでした。
 お湯はしゅんしゅん沸いている熱湯。 2分蒸らして
 



 きれいな黄色。
 飲んでみると、前に飲んだ時ほど酸味が強くなくてさっぱりした味わいで、素朴な番茶のかおりも。多分前は濃すぎたのでしょう。これなら1パック飲み切れそう。ダイエットに効果があるかしら。
 発酵に使う乳酸菌ですが、石鎚山のふもとにある乳酸菌なので、違う場所で同じ製法で作ったとしても風味が違ってくるのだとか。不思議なお茶です。
 
 もう一つ面白いお茶を紹介するつもりでしたが、長くなりますので次回に回します。




















 
 
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柿シーズンが終わって

2023-01-13 14:48:00 | 野菜・果物・料理など

娘が
「あの柿、もうない?」と聞いてきました。さすがにもうないよ、いつごろみんなに配ったんだろ。確かコロナから回復して、出歩けるようになってからだから、クリスマス前でした。
「ヨウコが気に入ってもっと食べたいと言っている。あちらのおばあちゃんも、おいしかったって。」
たしかに、今年の自家製のサワシガキ(渋抜き)は今まで食べたどの柿よりもおいしかったのです。子どもが喜ぶ柿なんてすごいー(自画自賛)今頃の若い子には、柿は人気がありません。
「クリームチーズをはさんで食べたらおいしいよ。」
ほほう、そんな食べ方もあるのねー。食べ方を工夫して広めたら消費拡大するかなぁ。
 柿大好きのわたしは、家のを食べ尽くした後、格安で売られていた柿を買ってきていました。柔らかくなりかけの、いわゆる売れ残り。横野柿の渋抜きです。
 


 これでも食べる?と2、3個渡しておきました。
 統計をとった訳ではないけれど、柿ばたけを見続けてきたわたしの印象では、柿栽培は減る一方です。
 わたしは生でかじるのが一番と思うけど、新しい食べ方も提案すべきなのかな、とも思います。

 夏にひきおがされた柿の木。




 心まで寒々となる様相になつてきました。

 さらに、今年栽培をやめたらしい畑。




 世話をせず何年か経つと、だんだん実がつかなくなるんですよ。

 よく手入れされた畑では、木守りの実がこんなになっていました。






捨てられた柿も




 おいしいのからつつくようです。
 これから冬鳥が群れてくると思います。鳥観察のチャンスではあります。

 柿かと思ったら


 キカラスウリでした。こういう光景も増えてきましたね。
 
 高級品種に切り替えた所では、大切に手入れされています。



びっくりしたのは



いい加減な雪釣り、と言った所かな?
もちろん雪釣りではありません。何のために?

 こんなふうに、竹や棒で枝を支えているのは以前からありました。




 よく見ると
棒の先が







Y字になっていました。この部分で枝を支える? 柿の木は折れやすいんですよね。子どもの頃、近所の男の子が枝に縄をつけてターザンごっこをしてていたとき、枝が折れて下の石でしこたまお尻を打ったことを思い出しました。あれは、はためにも痛そうでした。
 そうそう、すずなりの木が重みでおれていたこともあつたし。

 ああ、こうやつて枝が折れるのを防ぐのか、とこの歳になってわかった次第です。

 うちも剪定くらいして、来年も良い実をたくさんつけてもらいましょう。干し柿も食べ頃になつてきました。


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 柿の渋抜き

2022-12-22 21:12:00 | 野菜・果物・料理など
 去年に続き、 失敗しない柿の渋抜きを模索しています。今年のやり方はー

 その前に、
  秋にたった一個なっていた大きな柿を、捨てるのももったいなくてホワイトリカーで渋抜きしてみました。
 こんなに大きな柿だったんです。





 干し柿にするには大きすぎてなかなか乾かすのに時間かかりそうだしー

 へたに果実酒用のホワイトリカーを染み込ませたキッチンペーパーを貼り付けて、ジッパー付きのポリ袋にいれました。袋の口にストローをさしこみ、ジッパーをギリギリまで閉めました。ストローで空気を吸い出してジッパーを最後まで閉めました。






 これで10日ほどおいて

 大成功。ドライアイスなしでもきれいに抜けました。へたの部分をきつちり覆ったのが良かったのかもしれません。

 今年はこの方法でやってみます。




 消毒の何もしてない柿なので、少々傷や汚れはあります。けど大丈夫なんじゃないかな。売り物ではないんだし。

 柿は一袋に5キロずつ。約20個です。一袋に目だけきちんと計りましたが、あとは20個で統一。多少の誤差は問題ありません。多分。わたし、結構大雑把なので。

 キッチンペーパーにホワイトリカーを染み込ませ、へたにかぶせます。ちなみに、アルコールは35度以上のもの、というので梅酒の残りのホワイトリカーを使っています。


 これだけしたら、ドライアイスなしでも大丈夫だとは思うけど

 失敗は嫌なので、念のためにドライアイスを買ってきて入れ、
 袋を半分縛って掃除機で脱気、しつかりと縛り直してできあがり。



 ぜんぶで6袋、約30キロ。個数にして120個、渋抜きをしました。それでも干し柿に比べれば、勝負が早い。





 10日経ったので食べてみました。
うん、大成功。去年は一週間で口を開けたところ少し渋が残っていました。今年、3日遅らせたのは正解でした。ただ、気温によって抜け方に時間差はあるようですね。その年の気温を考慮したほうが良さそうです。

 取り入れの時期も去年より遅かったので、甘みが増していました。



 しゃりしゃりの、甘みの少ない固い柿を好きな人もいるようですが、わたしは、甘い柿が好きなの。


 追記
今年分かったことをまとめておきます。
1 ヘタから確実にアルコールが染み込むようにする。これにつきます。
 アルコールは35度以上のものを。高濃度の渋抜き専用も売っているようです。
 へたの軸はできるだけ短く切る
 小さく切ってアルコールで湿らせたキッチンペーパーなどでへたが乾かないようにふたをしておく。
 柿は上向に並べるとよい。
2 脱気は可能な限り真空に近づける。
 掃除機の操作、袋を縛る、ふたりでするとやり易い。
3 ドライアイスは柿10キロに対して100グラム。柿に直接当たらないように新聞紙にくるむ。
 ドライアイス無しでもいけるかどうか今実験中
4 保管は室温で。
 15度から20度くらいがいいと思います。さむいとしぶが抜けにくく、暖かいと、柔らかくなりやすい。
 一週間から10日くらいおく。
 いったん袋を開けると柔らかくなり易いので、冷蔵庫で保管。
5 余ったアルコールは、柿にかぶせた新聞紙のうえから振りかけておきました。とにかく一番はアルコール頼みです。




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キイーウイも奇形果

2022-12-21 09:53:00 | 野菜・果物・料理など
 さつまいもに続いて、ヘンテコなキイーウイ。
 今年も散歩道の端っこに並べてありました。


 去年より多くない? というより、いびつさがひどい。







 今年は柿も奇形果が多かったそうです。これも夏の極端な雨と晴れの天候のせい?それとも受粉時期の蜂さんの働きに異変があった?いや、キイーウイは人工受粉だったかな?
 いずれにせよ、奇形果が多いというのはいいことではなさそうです。市場には形のいいのしか出せませんから。
 そしてキイーウイ狩りの人のために、いろいろな種類のキイーウイも並べてくれています。






うれしい。お初にお目にかかります。左下の青い実。

サルナシ

これは野山に自生するキイーウイの仲間で、美味しいそうなんですよ。知識だけで知っていましたが見るのは初めて。食べてみたいー

こちらも気になる。



 ひみつのキイーウイだって!?
 持ち主さんに聞きたいなあ。

 まだ取り入の済んでない畑では、強風で転げ落ちたままのキイーウイが食べごろになったらしく、ポチが毎日拾って食べています。「拾い食いをしてはいけない」なんてしつけはしてないものですから。ちなみにポチはきゅうりの干物も好きです。

 今年わたしはたくさんのキイーウイをいただいたので思いっきり食べました。
こちらは格安で買った赤いキイーウイ。今年は豊作だったのか、作付けが増えたのか。




 安いからと言って手放しで喜べないのは、田舎に住んで農家の事情もわかるからなんです。

 

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芋泥棒の犯人は?

2022-12-19 19:48:00 | 野菜・果物・料理など
 12月も10日余り、
 今年中に、今までに後回しにして機会を逃してしまった記事を紹介して行こうと思います。
 かなり前の話題ですが、ちょっとした事件だったので、記録しておきたいと思います。
 今年弟は、うちの方の畑にさつまいもを植えました。わざわざここまで来て、とも思いましたが、まあ、さつまいもは植えてしまえばほとんど手間入らずですからそれはそれでよかったのですが...
 10月終わり頃、ポチを連れて様子を見に行ったところ、何ヶ所か芋を掘った形跡がありました。それが、掘った箇所が目立たないように巧妙に掘られていたため、わたしは、だれか、自宅で食べる為に取って行ったのかなと思ったのです。うーん、これは時々見に来なくては。
 それから雨が降ってしばらく行けませんでした。そして
 大事件が



 相当広い範囲、掘り起こされていたのです。




 これは、動物の仕業?それとも人間?
動物だという証拠がありました。

かじった跡


けど、何でもかんでもかじるというわけではなく、

こんな細くて不味そうなのや


傷物には手をつけてないのです。

 そして、ちょうどいい、食べごろの芋がまったくありません。芋をどこかに持っていったの? わたしには動物だけとは思えませんでした。

 ぽちは、この草むらに入りたがっています。


 細いけものみちがあちこちに。
もしかしたら、人間と動物と両方かもしれない。
 わたしは散歩以外にも様子を見に行くことにしました。
 人間なら、多分日没前後、あるいは暗くなってから。きっと灯りが見えるはず。
 猿ならば、早朝。
しかし、わかりませんでした。少しずつ被害は広がっているみたいでした。


 弟はわざと掘った芋を置いておきました。ハクビシンなどは、こうしておくと自分では掘らずにこちらを食べるというのです。楽だから。

 けれどこの細い不味そうな芋は何時迄も残っていました。ハクビシンではなさそうです。マルチに爪痕も残ってなさそうでしたし。



 こんなに端から順番に掘っていくのは、やはり人間か?人家もないところですから、それもありかとも思うしー。
 けれどわたしは、犯人探しよりもこれ以上被害を増やさない事が大事だと考えました。そこで
 掘られた場所全てに棒を立てました。被害の大きい畝は、無傷な所との境目に立てました。ーちゃんと気づいてますよ、というメッセージのつもり。
 毎日、ポチと芋の周りや中を歩きました。動物なら犬の匂いに警戒するはず。以前それで成功したことがあります。
 それから、出会った人に、サルの目撃情報を聞くとともに、被害の状況を伝えました。顔の広い人ですから、きっと噂が広がるはず。それでやめてくれればいいのです。
 それ以来、目に見える大きな被害はなくなりました。
 やっぱり、この辺の人だったのかな?それはそれで悲しいことではありました。いや、今は、窃盗団が橋を渡って来るそうですからそうとも言い切れません。

 弟は、これ以上掘られないために、早めに掘り上げました。まだ小さいので勿体なかったのではありましたが。
 そして、結局、猿のしわざだろうと結論しました。小さな手形があったそうです。

 猿は、なかなかひどいいたずらをするそうで、草木染めの時聞いた話では、玉ねぎなと、まだ球ができてないうちに、端っこからきれいに抜いてしまうそうです。
 そういえばあの人も、夏に芋の苗を全部抜かれたと言っていました。
「僕、なんか人に恨まれることしたじゃろうか?情けのうて。」仕方なく植え直したそうです。それも猿だったかも。

 この辺りでは、まだ野生動物に対する知識もあまりなく、備えができていません。さあ、来年は?
 
 おまけ
 気分を変えて、こちらの写真を見て笑ってやってください。
 あるところで孫たちが育てて収穫したさつまいもです。

 いくつ手がある? 一人では手に負えません。


やっと顔を出したけどまだまだ掘らなくては。


掘り上げた芋の大きいこと!


 コンテナに入れました。


 こちらも、カボチャより大きな芋


 今年は、暑さで苗がたくさん枯れたそうです。生き残った蔓は、枯れた芋のぶんまで栄養をたくわえて、どれも超巨大。
 
 おまけに、こんな変なかたちばかり。わたしの考えですが、今年の天候不順で、成長が一時止まったのではないかと思うのです。枯れたのも、暑さではなく、長雨のせいではないかと。



 これなんかも。幾多の困難に耐えて育ってきたと言わんばかりのいびつさでした。


 

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柿採り

2022-12-09 08:52:45 | 野菜・果物・料理など
 柿の収穫を終えた柿畑は冬の景色になりました。
 
 
 たった一つ残されているのは木守りの柿。この畑は1本の木に1個の実、きちんと残してありました。
 
 
 
 
 柿の葉はどれもが紅葉するわけではなく、品種によるようです。



 愛宕柿は紅葉しません。青い葉っぱのまま落ちていきます。これはうちの畑に1本ある愛宕柿。色褪せてきますが赤くなりません。写ってないですが、木守りの実は残してありますよ。




 うちには別の場所にももう1本愛宕柿があって、日曜日、ウマオとトラオを動員して2本とも実を全部収穫しました。この木は、散歩の途中にぼつぼつ摘果していましたからわりと実が大きくきれいでした。しかし、手の届かない上の方は鈴なりで
 
 大きな枝ごと切ったらどさっと落ちてきました。
 
  
 


 高いところの実を採るのはトラオの役目。それをわたしがかごで受けていたのですが、衝撃でついつい手を放してしまうんです。
「ばあちゃん、去年みたいにエプロン広げて受けるんがいいんじゃない?」
そこで家に帰って割烹着に着替えて、後ろのひもをほどいて精いっぱい広く持って受け止めることにしました。
「もうちょっと右・・・行き過ぎ・・・うん、その辺。」
「大成功!」 かごよりも布のほうが衝撃が少なく、うまくキャッチできました。だけど時にはこんなことも
 
 
 うぉ~、。
 頭の上でなくてよかった


 
 受け止め損ねて脚立にあたった柿が真っ二つ。
 
「自転車のヘルメットかぶろうか。」なんてわいわい楽しく採っていたら、夫が
 まだ慣れてないウマオに「そんな入れ方したら傷がつく。」とかいろいろ指導をしようとするので(昔の農家の子は、親に怒鳴られながら手伝いをするうちに農作業の仕方を覚えていったものと思われますそんなこと今の子に通用しません)
「おととしまで採りもせずに放っておいたんだから採るだけましだろ? 売るわけでもないのに少々傷がついたっていいんよ。まだ小さい子にいろいろ言わんといて。」
 わたしは夫を追い返し帰ってもらいました。小さな傷でも焼酎抜きには使えませんから、ないほうがいいのですが、去年は、早々にリタイアしたウマオが今年は頑張ってくれてるのがうれしかったのです。
 
 大きく枝を切って、次に根元の枝をT字型に残してコンテナに入れました。
 なんと7杯分
 そのうちの4杯分はトラオ、2、5杯分はウマオ、私は二人のサポートをしていましたから0,5杯分くらいかな? ウマオも脚立で収穫することができてうれしかったみたいです。
 
 さあ、これからが大変。柿の産地で渋柿をもらってくれる人などめったにいません。
 けれどコンテナ2杯弱は干し柿をしてみようかという友人たちに、やり方を伝授して持って帰ってもらいました。
 夫が知り合いにあげたのもあるみたいです。残ったのは干し柿と焼酎抜きにします。
 
 干し柿は去年同様トラオとウマオが手伝ってくれます。
 孫たちが邪魔になるへたをもぎとって
 その周囲だけ私が包丁で皮をむいて
 


 
 あとはピーラーで剥きます。こうすると小さい子でもできるので助かるのです。ウマオやヨウコと同じ年頃の孫がいる友人が
 「なるほど~、自分で剥いたら手が痛くなるんよね。孫にやってもらおう」と言って大目に持って帰ってくれました。
 
 後は焼酎抜きにするつもり。友人たちにはうまくできたらあげるからねと言ってあります。これは丈夫な袋やホワイトリカーやドライアイスなどの用意がいりますし、説明もややこしいので。そしてこれには傷がない方がいいので、いいのをより出してへたの先の枝は切ってしまいます。
 
 
 こんな小さな傷は多分ほかの実の枝が当たったものですね。これは干し柿行。



 
 とりあえず20キロ、個数にして約80個 より出しました。後、数日後に10キロ作れば親戚一同に配っても多分余ります。
 先週とても忙しくてできなかったので今日、明日が柿日和です。 がんばろう。
 
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せん切り せん切り せん切り

2022-12-05 12:07:57 | 野菜・果物・料理など
 え~~と
 田舎の人のプレゼントというのはいつも量が半端なくてー
 
 
 彼女曰く
 
 ショウガは下して冷凍して
 残りは甘酢につけて子どもらが持って帰るの。なくなるのはあっという間よ
 
 だ、そうです。

 すりおろしたショウガを冷凍するのは私も同じ。
 平らにして冷凍し、必要なだけポキン、ポキンと折って使います。
 こんなのが3袋できました。
 
 すりおろした残りは、私は佃煮にします。大好きなの。だから、いただいたショウガはとっくに食べてしまって、今度は先日行ったスーパーたかすかで格安のショウガを買ってきました。すりおろししょうがはまだあるから今度は全部佃煮にするつもり。量は一枚目の写真と同じくらい。これを全部千切りにするのが大変なんです。
 そこで、
 今回はスライサーで薄切りにして、それを千切りにしてみました。少しだけ作業が楽になりました。が、それでもなかなかー

 
 よっぽど汚かったり傷んでいたりするところは取り除きますが、原則として私は皮をむかずに調理します。少々の皮なんか佃煮にしてしまえば平気。目立ちません。
 それを湯がいて醤油、みりん、砂糖で味付けするだけ。
 いつも1回沸騰させて茹でこぼしていたのですが、いい匂いのする煮汁がもったいないなあと思って茹でこぼさずにそのまま味付けしてしまいました。
 味付けはうんと薄く、煮詰めた時いつもの煮物の味になるくらいに控えめにします。だしパックを一緒に入れてるときもありますが、たんぱく質が入ると傷みやすいそうなので、長持ちさせたいときはだし汁では煮ません。
 途中味見をしながら調味料を足していきます。だけど、一度も茹でこぼさなかったショウガはピリッと辛いのがそのまま残って、ちょっと刺激が強かったかなあ。
 
 これがね
 
 
 おいしいんですよ。ご飯が進みすぎて危険です。今回はたくさんできたので1週間分くらい瓶に入れあとは冷凍しました。
 同時進行で、これもどっさりもらったゆずの始末を。
 
 まず汁をしぼって柚酢を取っておきます。
 種は化粧水になるそうなので一応別に取っておきました。(私のことだから、作るかどうかわからないけど)
 それから、さあ、また千切りです。中の搾りかすもすべて一緒に刻む、刻む、刻む・・・・ああ、だんだん嫌になってきた・・・ 細いのも太いのもあるけどとろとろにしてしまえば平気。
 
 
 手がつるつるとして良い匂いがしみこんできました。 一方鍋からはショウガのいい匂い。台所はいいにおいが混じりあって混沌としてきました。
 ゆずのマーマレードを作るときは3回は茹でこぼします。私は、苦みとピリッとした舌触りが苦手です。茹でこぼすだけではなく30分くらいは水にさらしておきまた火にかけて茹でこぼし・・・・ 
 
 皮の形が残っていますがこのへんで砂糖を入れます。これをベースにしていろいろ作るのが私流。
 このままお湯を注げばゆず茶に。
 
 
 一部は茹でこぼした分水っぽくなっていますからとっておいた柚子酢を加えてマーマレードにしました。
 
 少しだけ鍋にとったのは少量の醤油を加えて少し煮詰めると、義母が言っていた「柚練りゆねり」になります。甘じょっぱい味がとてもおいしくてつまみ食いで消えてしまいました。
 それから、味噌と練り合わせるて柚子味噌にします。
 ヨーグルトにマーマレード。



 本格的に造りたい方はきちんとしたレシピを見てくださいね。わたし、手抜きだけは得意なので、すべてなんちゃって○○なのです。多分きちんと分量計ってなんてしてたら腐るまで放置していると思うので。
 
 最後に、頂き物ではないのですがー
 ここ数年、産直市に生のきくらげが出回るようになりました。昔は中国産の乾燥きくらげしかなかったのでこれはとてもうれしいです。ただ、1パック使いきれないことが多いです。乾燥したりもしてみましたが、生を使い慣れると水でもどして使うのも面倒で・・・どこまで面倒くさがりなんだか
 スーパーできくらげの佃煮を見つけてからはよく作っています。
 まず、きくらげを千切りに
 ごま油で炒めます
 少量の水かだし汁で煮ます
 味付けは基本醤油とみりん(砂糖)酒を入れることも。
 汁気がなくなるまで煮詰めて、ゴマと鷹の爪を少々入れたら出来上がり。
 ごま油の香る1品です。
 
 
 
 
 
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不遇な柿の木

2022-11-15 00:00:24 | 野菜・果物・料理など
  前々から気になっていた柿
 
 
 全然摘果されてなくて実の重さで枝が折れているくらいです。



 
 くっつきあって実の形が崩れるんじゃないかと思うくらい。

 
 この形は富有柿なのかなあ。だとしたら早く取り入れなければ。ひとつ拾ってかじってみました。
 
 ぺっ
 
 渋柿でした。昔は細長くとがったのが渋柿、丸いのが甘柿と決まっていたものですが、最近はいろいろな品種が植えられて、見かけだけでは甘いか渋いかわからなくなっています。最近まで主流だった横乃柿だったのでしょうか。渋抜きをすると愛宕柿よりずっと甘く歯触りがやわらかく私は好きでした。ただこの柿は病気に弱いとかで今では巨大な太秋とか大天とかいう品種が多くなっています。
 
 その柿が、実のついたまま切り倒され、というよりめちゃくちゃに引き裂かれ、根こそぎ掘り起こされてしまいました。散歩で通りがかったとき作業をしていた人に聞いてみたら、去年から切ることは決まっていたそうなのです。この後この畑をどうするのかと聞いてみたけど、はっきりとは答えてくれませんでした。

 
 野菜畑とかに生まれ変わるのならいいのですけど・・・・
 
 昔は、このあたりで栽培されていた愛宕柿は大変人気があって関西方面に出荷されていました。ちょうど忘年会シーズンに収穫期を迎え、年末年始の宴会の席ではそのさっぱりとした甘さが人気だったのだそうです。 私は渋柿と言えば小ぶりの西条柿しか知らず、食べ方も干し柿か熟した柿をゼリーのように生で食べるしか知りませんでした。愛宕柿は西条柿の倍くらい大きく、初めて見た時はびっくりしました。
 しかし、今は昔ほど売れ行きは伸びず、知り合いの農家さんは、柿では子供を大学に行かせることもできない、とぼやいていました。しかも柿は重くて収穫は重労働です。昔植えられた木は背が高く、高い脚立に登るか高所収穫車を使って収穫します。その機械がまた高額で、農家さんも高齢化が進んでーそして次々と新しい品種に切り替えて柿も高級化してきました。また、ほかの作物を植える農家も増えています。
 それにつけ込むように某外国企業が土地を買いあさり、表向きはキーウィのプランテーションをつくるということで園地が整えられていますが、トラブルも発生しているとか。
 
 うちにも西村早生という柿がありました。ついこの間まで。
 ほったらかしで例のごとく蔓に覆われていましたのでなんとか取り除いたのですが、たった1個実が成っていました。それがこれ。
 




 でかい。

 上がうちの柿、下は買ってきた富有柿。 たった1個だとこんなにも大きくなるものか。
 いや、正確には3個でした。それは、すでに熟しすぎて下に落ちていました。
 

 残念、太秋柿のようにとてつもなく大きい熟し柿がそこに。これでは食べることはできません。ただ、もっと気を付けてお世話をすればよい実がなることはわかりました。来年こそは早めに蔓を切って大事にしよう、と思っていた矢先、夫が根こそぎ木をおがしてしまったのです。
 
 もう! 自分が植えた木なのに・・・・ 愛宕柿は2本残っているのですが、甘みが少ないので私にはちょっと物足りない。ただ、愛宕柿のほうが形が干し柿向きですね。
 たった3個の柿のうちまだ木になっていた柿はへたに焼酎をしみこませて、ジップつきの袋に入れてストローで空気を抜いて密封しました。それが上の写真です。約2週間後に食べてみます。さて、うまくいくかしら。
 
 そして一部柔らかくなりかけていたもう1個は、皮を剥いて薄く切り干してみました。
 

 
 干物用のネットも売ってはいますが、うちにはないので、網にのせ、それをざるの上に置いて、どこからも風が通るように軒下に置いておきました。
 
 良いお天気が続いたので4,5日もすれば表面が乾いて透き通ってきました。なかなかいい感じ。あんぽ柿みたい。
 
 表面は乾いたけど中がまだ柔らかさが残るうちに食べてみました。



 甘さが凝縮されてめちゃくちゃおいしい。 柔らかいけれど熟しガキのようにぐじゅっとしているのではない、ザクっとした歯ごたえも残っていて、これはいいんじゃないかと思いました。
 だけど、この柿の木はもうありません。本当に惜しいこと。畑の隅で邪魔にもならなかったのに。まだ恨めしく思っているわたしです。
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マンゴーゼリー パイナップルゼリー

2022-10-12 01:21:15 | 野菜・果物・料理など
 パイナップルが倒れていました。あれ、もう熟したの? いままでのパイナップルは年を越して収穫していましたから驚きました。それに色もまだ緑っぽくて完熟した色ではありません。

 

 
  切り取ってきて気づきました。 茎が半分すぱっと刃物で切ったように切れています。 改めて写真を見てもわかります。ははあ、この数日前にゴムとパッションツリーの枝を切っていましたから、間違えてこの辺に伸びていた蔓と一緒に切っちゃったな。こんなことは今までに何度もありましたから、もう追求する気にもなりません。要するに注意散漫なのよ。
 パイナップルは追熟しないそうです。ならばもう食べるしかないでしょ。
 
 まだまだ大きくなりそうだのにもったいないなあ。果肉もまだ真っ白。というよりこういう品種なのかな。
葉の部分が赤くなる珍しいパイナップルでした。それだけに、ちゃんと熟したのを食べたかった。やはり残念です。
 
 
 
 生で食べてみるとまだまだ酸っぱいですが甘みもまあまああって食べられないこともありません。半分はこれを植えたトラオパパと食べて、半分はゼリーにすることにしました。
 
 皮をむいて小さく切ってーたったこれだけ。多分しっかり熟したパイナップルの半分くらいの大きさでしょう。しかもシロップ液に入れるとぷかぷか浮いてしまいました。軽いんだ~
 パイナップルだけでは二人分くらいしかできそうもないのでブドウで嵩増ししました。ブドウは下に沈んでいるのに。いかに軽いかわかりますよね。
 
 
 ゼラチンを溶かし込みます。 ブドウも浮いてしまいました。



 酸味がないのは物足りないので、冷凍していたレモンを絞って、半分のレモン汁を加えました。鍋ごと冷やして、そのままお皿にひっくり返しました。ひらたいゼリーができました。なんとも雑な作り方。ゼリーカップがなかったので、みんなで切り分けたらいいやと思って。
 
 あまりにも平たいので立体的な写真が撮りにくい・・・・
 


 これをケーキのように切り分けて孫たちに持っていきました。
 
 こうして未熟なパイナップルは少しずつみんなの口に入りました。
 
 同じような作り方で、最後のマンゴーもゼリーに。これはLLサイズの良く熟れた立派なマンゴーだったのですが、トラオが生のままでは食べられなくなったのです。マンゴー大好きで去年までいっぱい食べていたのに、どうもアレルギーになったみたいで、食べるとのどがひりひりするんですって。生では食べられなくても火を通すと大丈夫。せっかくのおいしいマンゴーをシロップ煮にするのはもったいなかったのですが致し方ありません。
 
 
 
 マンゴーたっぷりのゼリーで、やはりこちらの方が香りもマンゴー、味もマンゴーでおいしかったです。
 
 トロピカルフルーツの季節も終わったし、そろそろ外に出したランも入れなければなりません。
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ポポーのトリセツ

2022-10-04 11:28:05 | 野菜・果物・料理など

 新聞でちょっと寂しい記事を見つけました。

 大洲市のポポー農家さんが20年続いた栽培を縮小するというのです。

 大洲市にはたしかポポーの産地があったはず。十年位前かな、ニュースで、地域の人が集まって産地化をすすめ、ポポーアイスなどの開発も進めていると言っていました。では、それが産地化には至らなかったってこと? そして、一人で栽培をしていた人が本格的な栽培委はやめたとー 高齢で後継者いないそうです。

 う~ん、やっぱりポポーって流通させるのは難しいんだなあ、と、これが私の実感です。

 第一に、好きな人と嫌いな人とがはっきりと分かれます。人と会うときは必ずポポー持参で押し付けてきましたが、その感想を聞くと、家族で分けて食べても好き嫌いがはっきりと分かれていたそうです。嫌いな人は全く食べません。 なかなか消費拡大がしにくいのではないかと思います。 

 第2に 痛みやすいこと。 9月初めころはネットに落ちたポポーは1,2日で傷みだしました。台風が過ぎて朝晩の気温が下がりだしてからわりと青くかたいまま落ちてるので3日は大丈夫かな。しかし、青いのは追熟させないとおいしくありません。追熟させても採れ始めたころのような甘さにはなりません。追熟させすぎると味に苦みがでてきます。

 



 下の方が1日目。黒いのは3日目。真ん中のやや黄色いのが二日目くらいたった食べごろ。

 第3に、苦みのもとは皮と種にあるのではないかと思っています。じつは、私は食べた後唇が荒れてきます。はじめはそれに気づかずたくさん食べていたのですが、どうもおかしい、これはポポーのせいではないかと思い調べてみましたら、ポポーの皮と種にかぶれる成分が含まれているらしいです。わたしはひどく荒れるわけではないので一日はに1,2個は食べています。これも体質に寄るらしく、何ともない人もいるようです。

 人にあげるときは極上の実を、「スプーンでざっとすくってざっと種を出して食べるように。子供がすいかを食べるときのように皮の際までこそげないこと、種も周りのゼリー状のところまで食べつくさないこと。」と言ってあげます。が、おいしいのでついつい皮が薄くなるまでこそげてしまう、という人もいて、そういう人は平気なのだと思います。

 大量のポポーをどう消費するか。大きいのはこんなにもあります。甥っ子が「糖尿になりそう」というくらい甘くて、栄養価も高いので、非常食になればいいのですけどねえ。

 



 

 結論から言うと生で食べるのが一番。余ったのは種を取り除きペースト状にして冷凍しておきます。

 



 

 このまま砕いてシャーベット状にしてもいいし、アイスクリームに混ぜてもいいです。けど、種を残したまま放置すると苦みが出るような気がするのです。早く処理して素早く冷凍すべし。

 牛乳との相性はとてもいいと思うのですが、スムージーは私にはきついみたい。ちょっとお腹が緩むのです。ならば火を通したらいいのではないかとポポー入りミルクジャムを作ってみました。去年、ポポーだけでジャムを作りましたがこれは大失敗しましたので。

 牛乳をとろっとするまで煮詰めます。

 



 

 あとからポポーのペーストを混ぜてさらに火を通します。すると

 



 

 なんだか色がどす黒くなったようです。食べてみると・・・さらに苦みが増して匂いもきつくて・・・食べられませんでした。ああ、牛乳がもったいない。

 あと、どなたかのブログで干しポポーというのを作っていましたのでお天気のいい日に3日ほど干してみました。が、種を取ると実が崩れるし、種ごと干せば乾きにくい。食べてみると、中に味が凝縮されておいしいのもありましたが、手間がかかる上にお天気に左右されます。

 というわけで、これぞ幻の果物の王者。 気難しい王様です。プロの農家さんは多分上手に扱っておられるのだと思いますが、ほったらかしの我が家ではそのまま畑に帰す(捨てる)しかありませんでした。 

 これが大都会に近い道の駅などに出荷できるのであればねえ、消費拡大も見込めたでしょうが。残念ながら田舎ではポポーを収益作物として栽培するのはなかなか難しかったのではないでしょうか。

 

 

 

コメント (4)
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