いい本を読んだ。
タイトルは「粗食のすすめ」である。
著者は、管理栄養士でもある幕内秀夫氏
この本では、「日本の伝統的風土にあったものを食べよう」と提案されている。
具体的には、「ご飯を食べよう」と言っている。
世界的に見ると、
肉を主食にしているイヌイットの人たちがいる。
さつま芋を主食にしているパプアニューギニアの人たちがいる。
棗椰子とラクダのミルクを主に食べているベドウィン族の人たちがいる。
それぞれの風土にあったものを食べているので、健康である。
それぞれの民族は、それぞれの自然に即した「偏食」をしているといえる。
日本人の場合、「偏食」すべきは「ご飯」である。
もう少し具体的に改善策を提唱している箇所もあった。
それは、「子供の食生活改善一〇箇条」である。(PP179〜182)
1 ご飯をしっかり食べる。(ご飯が主食なら副食も悪くならない。甘いお菓子も欲しがらなくなる)
2 飲み物で満腹にしてはいけない。(液体で満腹になってしまうときちんと食事ができなくなってしまう)
3 パンの常食はやめる。(砂糖、油脂類、添加物だらけになる)
4 おやつは主食に近いものを優先する。(穀類や芋類がベスト、甘い菓子類は極力避ける)
5 未精製の穀類にする。(胚芽米、分搗き米などにしよう)
6 副食は季節の野菜を中心にする。(動物性食品よりも多く摂るようにする)
7 発酵食品をきちんと食べる。(味噌汁、漬物、納豆など)
8 肉類よりも魚介類にしよう。(肉、食肉加工品は極力食べない。動物性食品は魚介類や卵などにしよう)
9 揚げ物は控えめにする。(現代の食生活は油脂類が非常に増え過ぎている)
10 食事はゆっくりとよく噛んで。
以上の10ヵ条は、日本人の伝統的な食生活に合っているので、これらに気をつけた食事をすれば、きっと体質は改善され、快適な日々を過ごすことができるのではないだろうか。
自分自身、上記の10箇条に近い食生活をしているが、大変快適である。
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