仕事の道楽化

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話し方で一番大事なポイントは何か?・・・プロに学ぶ

2021年10月26日 | 修養
 話し方のプロの方に、学校に来ていただくことができた。

 子供達の話し方の指導をしてもらうためである。

 まずは、子供達の自己紹介と今日の目標について話す活動からのスタートである。

 ここですぐにプロの指導が入った。

 「自分の名前を、ゆっくりはっきり話して下さい。」

 「速いと、聞き手に伝わりません。」

 やりなおすと、ゆっくりはっきり言えるようになった。

 そこで、プロの方がすかさず褒める。

 2人目の子も、同じように早口になってしまい、同じように指導が入る。

 できるようになって、褒める。

 自己紹介の時間の終わりに、プロは言った。

 「自分の名前をきちんと相手に伝わるように話すのは、基本です。」

 「名前すら相手に伝わらないようでは、話は伝わりません。」



 名前をゆっくりはっきり言えるようになるとともに、話し方もゆっくりはっきりとなってきた。

 プロはポイントというか、ツボを押さえて指導するものだなあと感じた。

 こういうツボを押さえた指導を目にすると、教育哲学者の森信三先生を思い浮かべる。

 森先生は、多くの押さえるべきポイント、ツボを教えて下さっている。

 例えば、躾の三原則である。

 森先生は、次のように言う。

 「躾は3つのことを徹底すれば、あとは軌道に乗りますよ。」

1  朝のあいさつをする子に。
2 「ハイ」とはっきり返事のできる子に。
3 席を立ったら必ずイスを入れ、ハキモノを脱いだら必ずそろえる子に。


 確かに、この3つができるようになると、他の躾も身に付いていく。

 学校でも家庭でも経験してきた。

 プロは、押さえるべきポイントがよく分かっている。
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