なぜ親孝行をするのか

　祖母に対して、、きつい言葉を書ける母がいた。

　そして、それを見ている子供・・・。

　そのとき思った。

　「あぁ、あと３０年後には、この母親は、この子供から同じようなきつい言葉をかけられるだろうなあ。」

　「その子供も、年老いたら孫(その子供)から、同じようにきつい言葉をかけられるだろうなあ」



　こう考えると、親孝行というのは、その祖母や親世代のためだけではない。

　その子供や孫も幸せになるためにある。

　親孝行は本来は、親のためである。自分にとって大切な存在である親が幸せに過ごせるように配慮するのが親孝行である。

　そして、親孝行は、親だけではなく、自分や子供、孫にとっても大事である。



　歴史は繰り返す。幸せの循環になるか、不幸せの循環になるかは、今の考え方や行動にかかっている。

　いい歴史が繰り返されるように、いまできる幸せの循環への種まきをしたい。