仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

「益はなくとも意味はある」ことに対して真剣に取り組む

2010年01月10日 | 教師修業
 昨日は山で仕事だった。竹切りである。学校に茅葺き屋根の付いた小屋を造るための竹切りである。

 男性職員と保護者数名での作業だった。合計200本以上の竹を山から切り出し、枝を払い、長さを揃え、トラックに積んでいく作業である。かなりハードな作業を9時から14時まで行った。

 すごいと思ったのは、保護者の方である。保護者の中には、今は小学校に子どもさんがいない方もいた。もう高校生なっている子のお父さんも参加しているのである。

 こういう方を見ると本当に尊敬する。別にやらなくても良い、参加しなくても良い仕事であるが、誰かの役に立つならと言うことで参加してくださっている。

 この方達が切り出してくださった竹が茅葺き屋根を支えることになる。そしてその屋根の下で、小学校の子ども達は学習したり給食を食べたりすることができる。

 自分には直接見返りのない仕事であるが、誰かの役に立つからということで真剣に取り組んでいた。そんな人間に自分もなりたい。

 鍵山秀三郎氏が本に書いている「益はなくとも意味はある」という言葉を思い出した。

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