goo

1月20日(日)その2 いかめし


 イカめしは北海道の駅弁で有名だが、自分で作った方がおいしい。材料は極めてシンプル。イカともち米だけ。まず、イカ。あまり大きなものはよろしくない。15cmぐらいのイカがいい。
 この料理のポイントはできるだけ新鮮な良いイカを手に入れるか。鮮魚売り場にはイカが並んでいるが白い乳白色のものはさけるべし。茶色い色のイカを求めること。茶色の部分が多いほど良い。
 学生時代、漁労実習で漁船に乗って漁をしたことがある。網にかかって海から上がったばかりのイカは透明。それが見る見る茶色くなる。だから本当に新鮮なイカは透明だが、そんなイカは、漁船に乗るか釣りをするしか入手不可能。茶色いイカなら比較的新鮮。
 それにしても、船の上で獲れたばかりのイカをさっと刺身にして食ったらものすごく旨かった。小生の生涯であれより旨いイカは食ったことはない。
 イカは内臓を出して(新鮮なものなら塩辛にしたら旨い。酒のアテに最高)甲を取る。皮は別に剥かなくてもいい。ゲソはフードプロセッサで細かく切っておく。
 洗米して浸水したもち米に細かくしたゲソを混ぜて、イカの胴に詰める。煮ると膨張してパンクする恐れがあるのでゆるめに米を詰める。口を爪楊枝で止める。
 鍋にイカを並べて、ひたひたに水を入れる。味付けは、砂糖、醤油、味醂、酒。少し濃い目の味付けの方がおいしい。
 イカは中途半端に加熱すると硬くなる。軟らかく煮ようと思ったら、さっと火を通すか、コトコト長時間煮るかどっちか。イカめしの場合は後者。1時間近く煮たい。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

1月20日(日) 人の話を聞きなさい

 今日(1月20日)の朝日の1面トップ記事。「話の聞けない子ども」に危機感。と、いうことで国語の入試にリスニングを高校入試に取り入れている自治体が増えてきているとのこと。
 なんでも、「人の話をまともに聞けない生徒が増えた」との声が教育現場から上がっている。
 確かにそんな子どもいるだろう。子どもたちは教育すれば「聞く力」を身につけることができるからいい。では大人はどうなのか。こっちはいまさら教育もできないし、世の中に深刻な実害がある。本当はこの「人の話を聞けない大人」をどうにかする方が先だと思うが。
「ゆうせいみんえいか」としかいわないで、とうとう「郵政民営化」してしまった小泉さん。「せんご れじゅーむからの だっきゃく」としかいわないで、みんなに辞めろといわれても辞めないで、あげくが実に無責任に辞めた安倍さん。
 赤福、船場吉兆、NOVAの経営者どもも、きっと周囲のモノがよくわかっている人に、そんなことしとったらいけませんよ、と忠告を受けていたに違いない。それを聞く耳持たずで、結局、あのざま。
 小生をリストラした電気会社で、小生は労働組合の副委員長をしていた。その時、団交や労使委員会での席など、機会あるごとに会社に良かれとの発言をしてきた。会社と組合は労働条件においては対立しているが、会社そのものが存続してこその組合。だから当時から危機感を持っていた小生たち組合執行委員は様々な提言提案をしてきたが、経営者たちは聞かなかった。その結果経営を悪化させリストラを断行、多くの社員を路頭に迷わせた。そして、とうとう昨年10月会社をつぶしてしまった。
 子どもの教育も大切だが、こういう人の話を、聞けない/聞こえない/聞く気がない/聞く能力がない、大人をどうにかすべきだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )