雫石鉄也の
とつぜんブログ
天然コケッコー
監督 山下敦弘
出演 夏帆 岡田将生 夏川結衣 佐藤浩市 柳英里沙 藤村聖子
中学生が3人、小学生が3人。生徒が6人しかいない田舎の学校に東京から転校生が来た。ちょっと男前の大沢くん、中学2年生。一番年上の中学2年の少女右田そよは初めてできた同級生に大喜び。いつしかそよと大沢くんは仲良しに。
ごく素直なストーリーである。ド田舎の学校に都会からの転校生。下級生の面倒、夏休み、海水浴、ちょっとワケありな転校生のお母さん、進級、修学旅行、高校受験、そして中学卒業と、なんのケレンもなく映画ははじまり、終わる。それでも見てしまう。ものすごく爽やかな映画だった。
東京人の大沢くんは別として、イナカの子6人が実に良い。特に主役のそよをやった夏帆が良い。女の子なのに自分のことを「ワシ」という島根の方言丸出しで、しっかりしているようで、天然ボケで、天真爛漫。映画の舞台となった自然豊かな島根の田舎を象徴しているような女の子。
「花は野で見よ、鳥は空で見よ、魚は水の中」というが、そよは田舎が良く似合う。修学旅行で東京に行ったが、体調を壊してダウンする。
美しい村、美しい山、美しい海、そこで素直に生きる子供たち。それを少し引いたカメラワークで映画は描いていく。
後半、そよと大沢くんは高校生になる。彼らはこの学校を卒業して町の高校に進学する。あとに残った5人もいずれこの学校を去るだろう。過疎の村である。学校は遠からず廃校となるだろう。ちょっとだけさみしさを漂わせて映画は終わる。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
1月13日(日) ドンブリ・ウォーズ エピソードⅥ 他人丼の逆襲
これが他人丼です。他人行儀です。鶏肉を煮て卵でとじた物は、鶏と卵で親子だから親子丼といいます。
牛肉を煮て卵でとじました。牛と卵は親子関係でないので他人丼といいます。
ところがこの丼、血の秘密があります。この牛、昔は鶏だったのです。
ウシキン・ロードウォーカーはフォースの強い子だった。鶏ながらギュードンの騎士になるべく修行を積んでいた。そんなウシキンに牛河帝国の皇帝が目をつけた。皇帝は強力なダークサイドのフォースで強引にウシキンを牛に変身させ、忠実な部下ダース・ギューダーにした。
一方、ウシキンの子コックー・ロードウォーカーはウシキンの師、モーダのもとでフォースの修行に励み、帝国に反抗する仲間、ウン・スル、モウア姫らと帝国の最終兵器ドンブルダーに攻撃をしかけていた。
そして、ドンブルダーの心臓部ドンブリに侵入したコックーの前に立ちはだかったダース・ギューダーは「ワシはお前の父だ。お前も牛河皇帝の部下になるのだ」といって襲い掛かってきます。
かくして狭いドンブリの中で、牛と卵の壮絶な闘いが始まった。二人は本当に親子か、はたまた他人か。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )