open-ended questionsと聞くとどんなイメージがありますか。
私は最初この言葉を聞いてイメージが湧かなかったのですが、「答えが1つでない質問」をすることです・
これは、冬場の1回目の実習先で聞いて勉強になったな〜と思った事の1つです。
自分の子育てを振り返っても、意外と使っていたような気もしますが、3歳以上くらいで、言葉で説明がある程度できるお子さん達にとてもおすすめな関わり方です
キーワードは「どうして〜と思うの?」
例えば、今日お預かりのお子さん達が昨日の雨で閉じてしまった松ぼっくりをたくさん使って、クッキングをしていました。
何を作っているのか聞いてみると
パイナップルパイ。
パイナップルケーキ。
パイナップルスープ
などと、お子さん達から答えが返ってきました。
私はふと、「閉じた松ぼっくりがパイナップルっぽいから??」と思ったのですが、そこはあえて触れずに
「どうしてパイナップルパイを作ろうと思ったの?」と質問しました
すると
「パイナップルパイはまだ食べたことがなくて、美味しそうだなと思ったから」と答えてくれました。
なるほど。
さらに質問を加え
「どうしてリンゴやイチゴではなく、パイナップルにしようと思ったの?」と質問。
でも。。この答えは私が忘れてしまった〜!!!! なんて言ってたっけなあ。
ちゃんとその子なりの理由があって、これもなるほどと納得したのに〜!
そして、こちらが完成したパイナップルパイ
おや?私が想像していたパイの形とは少し違う。
すると、これが〜ちゃんので、これが〜ちゃんの。と説明してくれました
なるほど〜!!!
パイ=私の中では円形のお皿に入ったパイを想像していたけれど、個別の大きさのパイだったか〜!!!
私の脳みそ、ステレオタイプだったわあ。。。。と反省。
市販のチョコパイも個別包装よね!
ここでも質問「どうして、これを〜ちゃんのにしたの?」と聞いてみると
「〜ちゃんはまだ小さいから、一番小さいのにしたの」とのお返事
なるほど〜。
ここで大切なことは、質問の答えは「1つではない」のです
なので、その子の答えに対して「えーそれは違うんじゃない?こうしたほうがいいいんじゃない?」とか「そんなのおかしいよ」などと、否定するのもいけません
open-ended questionsは、子供自身の考えを表現できる機会でもあり、それを堂々と相手に伝えられるようになっていきます。答えは1つじゃないので、同じ質問に答えが複数あっても、お友達と答えが異なっていてももちろんそれでOK
語彙が少なかったり、うまく伝えられない様子の時は、伝えたい事を汲み取って伝えてみると、それがあっている場合は、それを真似て答えようとしてくれたりします
年齢が異なるグループでも上手に伝えることができる子の発言を何気なく聞いていて、子供達 遊びの関わりの中で言葉や表現を学んでいるのを感じます
小学校低学年くらいになると、かなりしっかりした意見を言ってくれる子もいて、なるほど、そんな風に考えているのか。と、こちらが気付かされることもあります
日々の会話にopen-ended questionsおすすめですよ〜。