風に吹かれすぎて

今日はどんな風が吹いているのでしょうか

サンマ

2008年10月28日 | 雑感
古物商の免許関連で警察署に呼び出されたので自転車で行ってきました。
見事な空です。
わざとらしさが無く、誰にも描けない芸術作品を空は毎日描いています。

ぼくは通勤に自転車を使っています。
6段変速機が付いています。
ライトだって、モーター式ではない摩擦抵抗の無い最新式です。
それで一万数千円でした。
貧乏人が貧乏を感じずに生きる方法はいくらでもあります。

新聞で読んだのですが、サンマはキロ(一匹じゃないですよ)10円とか20円の世界みたいです。
荒れた海に出る漁師さんを誰も大事にしていませんね。
大手スーパーが漁獲量に係わらず年間契約で値段を決めてしまっているせいで、
漁師さんたちは儲ける時に儲けるということができなくなっているらしいです。
年間契約ですから、リスクの回避の意味もあるのですが、最低レベルの設定での契約なのでしょう。

農業にしても、漁業にしても、林業にしても、日本は第一次産業を軽んじすぎていますね。
真面目な人が多いから、それでも農作物を育み、魚介類を食卓に届け、一級の建材を供給していただいていますが。
極論を言えば、政府が混乱に沈んで、金融の仕組みが潰れたって、需要が最後に残るのは第一次産業です。

言うまでもなく、大自然が大工場であり、大供給元であり続けます。
その動力は太陽であり、水であり、土であり、風です。

この金融破綻の機会に、すべての人々が身の周りの自然の恩恵というものを見直したらいいのだと思います。
いくらでも生きるすべはあります。
人同士が騙しあい、憎みあい、恐れあう必要はどこにもありません。

海から湧いたように跳ね上がるサンマたち。
感謝して食べれば、それだけのことです。