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古い曲が気になる

馬が好きだ

2010-12-30 | 日記・エッセイ・コラム

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靖國神社には、軍犬の隣に軍馬の慰霊像がある。日清・日露の戦争から昭和20年の終戦まで、戦地にいった馬は、100万頭を超えているという。その一頭も日本に帰ってくることはできなかった。その馬たちに感謝して、慰霊する像だ。

犬とともに馬は、古代から人間の戦争につきあってくれた戦友だ。騎兵の乗りものだし、戦車を引いた。弾薬・兵器から食料まで、そして、重い火砲を運ぶのも馬だ。エンジンがついた戦車やトラックが開発された近代戦でも、山岳地帯や湿地帯で物資を運搬するのは、馬だ。

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北海道・十勝の音更町駒場に、広大な国の牧場がある(いまは独立法人になっているが)。ここは、軍馬をつくる国策牧場だった。近代戦になっても、馬こそ、重要な戦略的動物だったのだ。

ぜひ、北海道旅行のときは、この音更・駒場の十勝牧場を訪ねてほしい。美しい広大な牧場だ。いまもたくさんの馬を飼っている。放牧されている巨大な馬の群れをみると感動する。帯広空港でレンターカーを借りると、1時間くらいで行ける。

  十勝牧場 ホームページ http://www.nlbc.go.jp/tokachi/00index/index_css01.html

      

飲み友だちのアメリカ人の話だ。十代のとき、日本人は、馬の肉を食う、と聞いたときはショックだったという。アメリカ人の馬に対する思いは、特別だ。犬いじょうだ。開拓のとき、馬こそ人の友だった。

その愛すべき馬を、日本人は食う? 信じられない野蛮人だ、と思った、という。それも生の肉を食う。なんてやつらだ、と。

そのアメリカの友、日本にやってきて、英会話を教える仕事をして、生徒と居酒屋にいくようになった。その店の目玉が、馬刺しだ。すすめられて、嫌々、食べた。好奇心だったという。

いらい、馬刺しが好きだ。魚の刺身よりずっと好きだ、という。わたしと飲むときも、「今日、馬刺し、ありますか?」と、まず店員さんに聞く。アメリカ人だ。

北海道にいたとき、馬を飼っていたことがある。その話は、また、あしたかな。綺麗な馬だった。


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