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古い曲が気になる

グレイスランド、その2

2012-04-18 | 日記・エッセイ・コラム

                     

 子供のときから身内にエルビス・プレスリーの熱烈なファンがいて、封切りになる映画は、かならず連れていってもらい、『ガキのときから、ほとんどリアルタイムでエルビスを聴いてきた』という、愚かな自己過信だった。

 少年の頃からずっと、グレイスランドは、エルビスが母の名にちなんで名付けたと疑いもなく思いこみ、長い年月、完全にわたしの意識に刷り込まれていた。いかにも、マザコンといえるほど母親思いのエルビスらしい、と。

 エルビスの母の名は、グレイスではない、グレイスランドのグレイスは、元の持ち主の娘の名だと、maru さんのコメントではじめて知った。

『ええッ? グレイスは、エルビスのかあさんの名前じゃないのか………』

 きっと、洋楽ファンのだれもが知ってる常識なのだろうが、わたしには、衝撃の事実だ。(この50年以上の長い年月、一度も、エルビスの母親の名前を確認したことがない、ということも気づいた)。

              

 そんなわけで、浦安市中央図書館にでかけた。たしか、一階書庫の洋書棚に、エルビス・プレスリー辞典みたいな本があったはずだ。

Elvis: His Life from A to Z

 この本の GRACELAND の項を読んで、グレイスランドの真相がやっとわかった。(わたしは、エルビスのレコードを売り、ポール・サイモンの「グレイスランド」を売って生活していたのだが……)。

 エルビス・プレスリーがグレイスランドを買ったとき、この屋敷には、23の部屋があって、5室のベッドルームがあった。大きな家だ。エルビスは、いろいろ改装するのだが、レコーディングもできる部屋も作る。レコーディング・スタジオだ。このグレイスランド・スタジオで録音された曲名も、この本にある。いろいろあるが、わたしは、この曲が好きかな。

   エルビス・プレスリー Solitaire http://www.youtube.com/watch?v=vTP4xWXafOw