ドラのお相手 M子ちゃんの家族と初めての顔合わせをしたのは去年の4月であった。
あの震災後、まだ世の中が落ち着かない頃だったが、思い切って両家が集まりそれから話が進んで去年中にドラとM子は入籍となったわけである。
なんだかつい最近のような、あれからずいぶん時が経ったような不思議な感覚である。
その時の食事会、あちらのお父さんから「あまりかしこまったのは苦手なのでドレスコードはカジュアルにしましょう」と提案があったのであるところが、スーツならまだしも 「カジュアル」に難があるオット。考えてみれば仕事でスーツを着ることが少ないので四六時中カジュアルっちゃカジュアルなのだが、服装関係に無頓着なのでそれはいわゆるスマートカジュアルって言葉からほど遠いものである。 ★ ←その時の苦労はこちら。
今年もこういった機会もあるやもしれぬ。いざとなったらあせらずにすませられるように 少しオットの服装をグレードアップしようではないか。 別に彼のお気に入りのユ★クロを着るなってわけじゃない。 せめてコーディネートのうちのユニ★ロ率80%~100%を現状を半分以下にしてもらおうではないか・・・
「ホント少し考えようよ。私もたまにはおしゃれなオヤジと歩きたいよ」by ムスメ
ホントにそだそだ。
ってことでお正月も3日。一日の夜から立て込んでいたオットの仕事が落ち着いたのでどこかで落ち合おうということになったので、私とムスメは手ぐすね引いて、ムスメのお気に入りブティックのある恵★寿を待ち合わせに決めたのであった。
そうとは知らずに現れたオット
「どこでメシ食うの?腹減った」と言うのを、ちょっとその前に買い物しようよとなだめすかしその店へ。
なぜなら2日よりセールが始まっていたのである。材料の染めからデザイン、縫製まで全部国内生産のこの店、カジュアルだけど普段はなかなか高くて、セール時でないと手が出ないのである。どうせならまだ商品がそろっているうちに選びたいではないか。
あいかわらず入口からして面白い。ジーンズを履いた門松が鎮座し、その間に何を思ったのかドラゴンボール全巻が立ててある。
この入口で靴を脱いで畳敷きの店内を裸足で入るのだが、段差をいかした立体的なディスプレイがおしゃれである。
基本的にユニセックスでサイズは0~4号。
オットの物を探す前に自分の物を探してしまうのはそりゃ~仕方がないことであろう(そうか?)
で、 私の戦利品
身体にぴったりなじむマルチカラーのセーターと ムートンのブーツ。ブーツは何にでも合いそうで無難な濃いベージュ系と最後まで迷ったがこちらのレンガ色に。足元が元気になりそうである。
ムスメの選んだのは市松模様のブラウス。衿がスタンドカラーにも普通のシャツ衿にもなるデザイン。厚手の木綿地に藍染と生地も凝っている。
あと靴下2足。ここの靴下の可愛い事。セールでも結構高いけどホントに丈夫で、何年も履けるからかえってお得かも。
手前のダメージ生地で作ったバッグはお得意さんサービスのもの(私が持つとかわいそうなオバサンになってしまいそうではあるが)
(子供たちの学校行事から離れて、一番うれしいのはこういったカジュアル服を買えるってことだね。
ムスメの学校の保護者会とか授業参観は周りがみんなマジメ系スーツだったのでそっちをたまには買い替えなければならず、こういった物を買う余裕がなかなかなかったのである。 ただでさえ私はマジメスーツが似合わない女。特に似合わないのが紺とか地味なグレー。あ~つまんないと思いながらつまらない買い物をせざるを得なかったのである。)
ところでこの日はドラも途中まで一緒であった。
ドラは普段の仕事時はスーツなので、あまりカジュアルは持っていないようだ。しかし、結構こだわりのあるヤツで案外派手好みである。ドラの中高は制服がなかったのでずっと私服だったが、いつの頃からは忘れたけどなぜか殆どアロハ(それもかなり派手なヤツ)で通学していた。アロハにひざたけのダブダブズボンに布バッグで自転車で出かけるドラを見てご近所さんは 「局さんちのぼっちゃんテキヤさんにでもなったのかしら」と思っていたに違いない。
この日ドラがさっさと選んだのはカーキ色のカーゴパンツに綿シャツであった。このシャツがまた派手で、ハワイ風の花柄のパッチワークである。(写真がないのが残念である)
シャツだけ見ると 「すごいバカっぽい」byムスメ であったが、パンツと合わせて試着したら色目がぴったりでなんとなく落ち着いてしまうのである。
(ここの服は不思議な服で、手に取ってみると「こんなん着るの?」ってものが着るとなんとなく着られてしまうのが不思議。老若男女着られる服ってのがウリみたいだけど、おばあちゃんになってもここの服は着続けられそうな予感。)
で、「へ~ これ 行けるかもね」と私たちが納得したので ドラは得意げにそれを買って、M子を迎えに行くべく某所に行ってしまった。
そしていよいよオットの番である。
「俺のはいいから」「めんどくさいよ」「メシ食おうぜ」と言うのをなだめすかしてやっと着てきたコートを脱がせるのに一苦労。
「こんな派手なの恥ずかしい」「着て行くところがない」「ユニ★ロで良いっていってるだろ」更になだめすかして試着してもらうのに一苦労。
そしたらね、案外似合うの、恥ずかしいって言ってた派手なジャケットが。
ムスメと「似合う~ 」「おしゃれだよ~」とおだてまくって
買ったのがコレ。 しかし「別に俺が欲しいわけじゃないんだから 買うんだったらお前が出せば」と私のポケットマネーで買うはめになったのはどうしたもんか・・・
しかしこれで 「新春オットオサレ化計画」の第一歩を踏み出せた。
戦利品の袋を持ってア★レで串揚げのランチを食べて
今日の買い物は充実してたね♪ と ムスメと満足の笑みを交わしたのであった。
あの震災後、まだ世の中が落ち着かない頃だったが、思い切って両家が集まりそれから話が進んで去年中にドラとM子は入籍となったわけである。
なんだかつい最近のような、あれからずいぶん時が経ったような不思議な感覚である。
その時の食事会、あちらのお父さんから「あまりかしこまったのは苦手なのでドレスコードはカジュアルにしましょう」と提案があったのであるところが、スーツならまだしも 「カジュアル」に難があるオット。考えてみれば仕事でスーツを着ることが少ないので四六時中カジュアルっちゃカジュアルなのだが、服装関係に無頓着なのでそれはいわゆるスマートカジュアルって言葉からほど遠いものである。 ★ ←その時の苦労はこちら。
今年もこういった機会もあるやもしれぬ。いざとなったらあせらずにすませられるように 少しオットの服装をグレードアップしようではないか。 別に彼のお気に入りのユ★クロを着るなってわけじゃない。 せめてコーディネートのうちのユニ★ロ率80%~100%を現状を半分以下にしてもらおうではないか・・・
「ホント少し考えようよ。私もたまにはおしゃれなオヤジと歩きたいよ」by ムスメ
ホントにそだそだ。
ってことでお正月も3日。一日の夜から立て込んでいたオットの仕事が落ち着いたのでどこかで落ち合おうということになったので、私とムスメは手ぐすね引いて、ムスメのお気に入りブティックのある恵★寿を待ち合わせに決めたのであった。
そうとは知らずに現れたオット
「どこでメシ食うの?腹減った」と言うのを、ちょっとその前に買い物しようよとなだめすかしその店へ。
なぜなら2日よりセールが始まっていたのである。材料の染めからデザイン、縫製まで全部国内生産のこの店、カジュアルだけど普段はなかなか高くて、セール時でないと手が出ないのである。どうせならまだ商品がそろっているうちに選びたいではないか。
あいかわらず入口からして面白い。ジーンズを履いた門松が鎮座し、その間に何を思ったのかドラゴンボール全巻が立ててある。
この入口で靴を脱いで畳敷きの店内を裸足で入るのだが、段差をいかした立体的なディスプレイがおしゃれである。
基本的にユニセックスでサイズは0~4号。
オットの物を探す前に自分の物を探してしまうのはそりゃ~仕方がないことであろう(そうか?)
で、 私の戦利品
身体にぴったりなじむマルチカラーのセーターと ムートンのブーツ。ブーツは何にでも合いそうで無難な濃いベージュ系と最後まで迷ったがこちらのレンガ色に。足元が元気になりそうである。
ムスメの選んだのは市松模様のブラウス。衿がスタンドカラーにも普通のシャツ衿にもなるデザイン。厚手の木綿地に藍染と生地も凝っている。
あと靴下2足。ここの靴下の可愛い事。セールでも結構高いけどホントに丈夫で、何年も履けるからかえってお得かも。
手前のダメージ生地で作ったバッグはお得意さんサービスのもの(私が持つとかわいそうなオバサンになってしまいそうではあるが)
(子供たちの学校行事から離れて、一番うれしいのはこういったカジュアル服を買えるってことだね。
ムスメの学校の保護者会とか授業参観は周りがみんなマジメ系スーツだったのでそっちをたまには買い替えなければならず、こういった物を買う余裕がなかなかなかったのである。 ただでさえ私はマジメスーツが似合わない女。特に似合わないのが紺とか地味なグレー。あ~つまんないと思いながらつまらない買い物をせざるを得なかったのである。)
ところでこの日はドラも途中まで一緒であった。
ドラは普段の仕事時はスーツなので、あまりカジュアルは持っていないようだ。しかし、結構こだわりのあるヤツで案外派手好みである。ドラの中高は制服がなかったのでずっと私服だったが、いつの頃からは忘れたけどなぜか殆どアロハ(それもかなり派手なヤツ)で通学していた。アロハにひざたけのダブダブズボンに布バッグで自転車で出かけるドラを見てご近所さんは 「局さんちのぼっちゃんテキヤさんにでもなったのかしら」と思っていたに違いない。
この日ドラがさっさと選んだのはカーキ色のカーゴパンツに綿シャツであった。このシャツがまた派手で、ハワイ風の花柄のパッチワークである。(写真がないのが残念である)
シャツだけ見ると 「すごいバカっぽい」byムスメ であったが、パンツと合わせて試着したら色目がぴったりでなんとなく落ち着いてしまうのである。
(ここの服は不思議な服で、手に取ってみると「こんなん着るの?」ってものが着るとなんとなく着られてしまうのが不思議。老若男女着られる服ってのがウリみたいだけど、おばあちゃんになってもここの服は着続けられそうな予感。)
で、「へ~ これ 行けるかもね」と私たちが納得したので ドラは得意げにそれを買って、M子を迎えに行くべく某所に行ってしまった。
そしていよいよオットの番である。
「俺のはいいから」「めんどくさいよ」「メシ食おうぜ」と言うのをなだめすかしてやっと着てきたコートを脱がせるのに一苦労。
「こんな派手なの恥ずかしい」「着て行くところがない」「ユニ★ロで良いっていってるだろ」更になだめすかして試着してもらうのに一苦労。
そしたらね、案外似合うの、恥ずかしいって言ってた派手なジャケットが。
ムスメと「似合う~ 」「おしゃれだよ~」とおだてまくって
買ったのがコレ。 しかし「別に俺が欲しいわけじゃないんだから 買うんだったらお前が出せば」と私のポケットマネーで買うはめになったのはどうしたもんか・・・
しかしこれで 「新春オットオサレ化計画」の第一歩を踏み出せた。
戦利品の袋を持ってア★レで串揚げのランチを食べて
今日の買い物は充実してたね♪ と ムスメと満足の笑みを交わしたのであった。