局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

夫のリベンジ~プラド美術館展

2006-06-04 23:23:35 | 見る(映画 劇場 美術館など)
先週 スペインから帰国した夫だが 今回は非常に間が悪かったらしい。
1)せっかくマドリッドに行ったのに Wカップの影響で リーガエスパニョーラの試合がなかった。レアルのファンだってのに・・・
2)プラド美術館に行ったのに なんとなく絵がスカスカしてる。どうしてだろう?と思っていたら、今 日本でプラド展が開催されており そこに展示されていると・・・ (秘かに地団太を踏んだらしい)

可愛そうなおっさんである。せっかく行ったのに。
そこで、今日はその悔しさがホットなうちに、と リベンジのため都美術館展に行くことにした。
美術館に着いたのが午後3時くらい。思ったよりすいていた。私がよくいく平日の昼前後の方がむしろ混んでいるようだ(ジジババが多い)

見ごたえがある絵が多かったが 全体の印象は とにかく「濃密~!」って一言だった。ティッツィアーノ、エルグレコ、ベラスケス、ルーベンス 重々しい宗教画、宮廷画家としての作品はこれまで眼にしていたが、ボデゴンと言われる静物画でさえ 重々しく濃密な雰囲気を醸し出すのはなぜだろう? はっきり言って ちょっと疲れてしまった。絵画酔いしたのは珍しいことだ。
その中、ムリーリョの「エル・エスコリアルの無原罪の御宿り」 の 美しくあどけない美少女としてのマリア ティツィアーノの「サロメ」のアダっぽく挑戦的なまなざしが印象的であった。

今日は車で行ったが、鶯谷方面から入り、寛永寺陸橋のそばのパーキングに置いて歩いた。途中寛永寺の境内を通り 芸大の前を通って上野の森にたどりついたわけだが、なかなか良いお散歩コースだった。上野駅方面からしか行ったことがなかったので なかなか新鮮だった。帰りは築地でお寿司をつまんだ。
たまには夫婦デートもいいもんだと思った。




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