局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

エリザベート 花組

2014-10-23 22:35:18 | 見る(映画 劇場 美術館など)
舞台友NとMちゃん いつもの観劇トリオで



今回は「もしかしたらチケットとれないかも・・・前日じゃないとわからないんだけどダメな時はごめんね」と チケット取り名人Nが言うほどの人気公演だったらしい。
ダメだったら残念だなぁとあまり期待しないように待っていたが、さすがNの実力


8列目、ほぼ中央という良い席で見ることができた。

当日券の立ち見席をとるための徹夜組も出るくらいだったらしい。
どおりで こんなに幕間のトイレに並ぶ列が長かったのは初めてであるw

トート役、明日海さんのトップお披露目 エリザ役、蘭はなさんの引退公演である。

エリザベートは東宝、宝塚各組で何度見ただろうか?
初見のトートが東宝の山口御大、インパクトあったのが城田くんだったため、トートというのはデカいイメージが定着していて、どちらかと言えば華奢な明日海さんのトートに観る前には違和感があったのだけど

嬉しい誤算。今回は今回ですんごく良かったのである。
黄泉の帝王(またの名は死)トートを人間の範囲外の美しさで描けば、明日海さんの美しさはまさにぴったりであった。あの切れ長の目での流し目の色っぽいこと。その目を笑わせないで唇だけで微笑む氷の微笑。
このトートはこれで一見の価値。
そして失礼ながら こんなに歌うまかったっけ?と思うくらいのお歌の上達。

サワリ ご覧くだされ↓

花組公演『エリザベート-愛と死の輪舞-』


それと、他の方たちもそれぞれ良かったけど ワタシがやられたのは フランツ・ヨーゼフ(エリザのオットのハンガリー国王)役の北翔海莉さん。
円熟の演技も上品だし、何よりその歌、歌、歌!
特にラスト近くに 年老いた彼が妻へ 人生のゴールは寄り添いたいと懇願する 「夜のボート」の熱唱。焦がれるフランツに最後までエリザベートは応えず、二人の気持ちはすれちがったままである。
その切なさと愛をこめての熱唱
この方ってどんな音程でも安定感があって伸びがある声で聴かせてくれる。
いつまでも 何度でも聴いていたい歌声。

この熱唱を聞けただけで、あ~この劇団(時には昼寝させてくれることもある作品を繰り出してくれるが)に少なくないチケット代をつぎこんできて良かった。
この瞬間にこの客席に居合わせて幸せ~ と思えた。

ここまで思い入れを感じるのはワタシの場合は少ないんだけど。

ホント良かった。昨日から夜のボート他、この作品の歌が頭の中を巡って知らぬ間に口ずさんでおります。

♪たとえ 王家に嫁いだ身でも 命だけは預けはしない
私が命委ねる それは 私だけに~
私に~♪
(掃除しながらの鼻歌にはちょいと重いが)

もう一度 この組でエリザ見たいけどほぼ無理だろうから、youtubeのはしごです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 二週続けて孫行事~今週 | トップ | 上野界隈 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿