局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ある夏の日の思い出(前編)

2006-08-22 20:00:11 | 記憶の箱
昨日の夕方 10日ぶりにジムに行ってステップのレッスンを一時間受け、下半身バリバリ筋肉痛の局です。(次の日に筋肉痛が出るってまだ若いのね) と 自己満足でうれしがってる自分がアホ可愛いわ。

今日は、思い出すと懐かしい夏休みの思い出を書きたいと思う。
書いておかないとだんだん薄れていってしまうから。

子供たちが、まだ小学校の中低学年くらいだったから10年ちょっと前のことになるだろうか?
その夏、我が家の夏の家族旅行は 電車で、地図を持って、なるべく色々な所を体験しよう というコンセプトで(だいたいこういう落ち着きの無い旅行を提案するのは夫)5,6泊くらい各地を泊まり歩いた。 まず東京から北へ、群馬の水上で一泊、その後新潟に新幹線で出て、在来線の特急で金沢に出て一泊、その後福井で友人家族と合流して海辺のキャンプに一泊、それから 三重に出て 志摩の民宿で二泊、それから名古屋に出て新幹線で帰る と言うような道筋だったような気がする。
こうやって振り返ると 私も若かったけど、家の子供たちも体力はあったんだなあと思う。お金もなくてロクな宿にも泊れなかったけど、それはそれで楽しかった。

金沢でのことである。初めての駅に降り立ち地図を見ながら夫は言った。「見所は町の中心だし、そんなに広い町じゃないから自転車借りて一日回ろうよ」
お盆前後の一番暑い頃である。今だったら 「冗談じゃないわよ 一人で行ってね」と冷たく言うところだろうが しつこいようだが私も若かった。「いいよ」と言って ついでに娘も後ろに乗せて一日金沢の街中を走り回ったのだから。

忍者寺や昔の廓街、加賀友禅の工房などを見た後、また駅前のホテルを目指して帰り道での出来事だった。

静かな住宅街のあまり車の通りのない道、日本家屋がならんだ中、よしずが涼しげに家の前を覆い 静かなたたずまいの一軒の家を通りかかった時である。
その家から 小学校くらいの男の子の声が聞こえてきた。

「ばあちゃん シャワー浴びてもよか?」

お盆休みで父親か母親の里に連れられてきたのだろう。九州弁であった。家の窓は開け放してあったのだろう。はっきりと聞こえた。
私は、一日の肉体的な疲れは感じながらも心は結構高揚していたのかもしれない。
そして 何故か 大声で その子に答えてしまった。

「よかよ~~」

そして、後ろも見ずにダッシュで自転車を漕いだ。
あきれ果てた後に ゲラゲラ笑いながら私の後に自転車でついてきた夫。
今でも 「お前って時々何しだすかわからねえな」 という根拠になる出来事であった。

その後はどうなったのだろうか? シャワーを浴びたかった孫は天の声に従ってシャワーを浴びたのだろうか・・・・? 
ばあちゃんに 「お前、勝手にシャワー浴びちゃいけないよ」 などと叱られなかった事を祈りたい。

                以下 続く










コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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茫然自失 (イーサン)
2006-08-23 22:07:56
よかよ~~って、あ~た、これは考えて出来る芸当じゃないですね。ご主人、さぞや毎日はらはらどきどき楽しいでしょうね。同情します(苦笑)。
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イーサンさん (朱鷺局)
2006-08-24 11:19:15
考えてやった芸当じゃないんですって。

口から出てしまっただけ。



はらはらどきどきさせてくれるのは夫のほうがウワテですので ご心配なく(笑)
返信する

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