局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

連休中に読んだ本

2024-05-15 21:19:13 | 読む
何度も書いたかもだけど、読書は好きだが 読みたい本を買い続けると暴力的に増えるので 数年前に段ボール何箱も処分してからはもっぱら図書館からか、弟(実家が雑本屋敷になっている)の蔵書を借りることにしている。
軽く読めそうな本ばかりだけど 案外心に刺さった本 備忘録です。




家族でコンビニ経営を35年間されているご夫婦の奥様の書いた本です。
「365日24時間 気の休まらない仕事」現役オーナーが告白する、コンビニ経営 その光と影 ===お客様は何さまですか

実はこのブログでお互いコメントやリアクションをしている方の一人にセブンイレブンのオーナーの方がいらっしゃる。
こちらの筆者はファミマなんですが、同じオーナーでいらっしゃるというので興味を持ちました。 これは弟が買った実家にあった本です。

大変なお仕事だろうな~と予想はしていたもののホントに大変なんですね。
私はタクシーの運転手さんとコンビニオーナーさんはどんなお客がくるかわからない点で怖いだろうな~と思っていたが、タクシーはまだホントにヤバそうな人は断れるだろうが、深夜のコンビニでワンオペの時にヤバそうな人が入ってきたら怖いだろうなあ 
実際筆者も何度も怖い思いはされているようだ。
そして最近のコンビニの多彩な役割も大変そうですね。ワタシはあのレジの前に立つたびに内心(こりゃ~あたしには出来ない仕事だ)と思ってしまう。
また昨今の人手不足でシフトを組むのも綱渡りみたいな状況や、ファミマ本部からの色んな理不尽ともいえる締め付けもあるようで、その辺の事情を知るとますます大変さが知れてしまう。
しかし、利用する側から見れば、夜にあの灯りがあるとやっぱりホッとするし、オットなど長時間仕事でとりあえず何かお腹に入れたい時などは重宝しているらしい。
大変だけど人には感謝されるお仕事と思います。



この本は図書館でリクエストして400番目くらいで読むまでに一年弱かかったもの。内館さんの老人シリーズは人気があるんですね。
今、ちょうどNHKBSでドラマにもなって放映されてますね。

説教じみた昔の自慢話を周りに振りまき、一度は退任した社長であった職場にまた舞い戻り、家族や社員から迷惑扱いされた85歳の主人公。
しかし同じ世代の友人たちと「老人が活躍するサロン」を立ち上げる話。

最初は老人特有の「過去自慢」「病気自慢」「孫自慢」全開で(ああ、こうはなりたくないなあ)と思いながら読みつつも「若鮎サロン」を作って同世代の老人の生きがいの場にしようという展開になったところで主人公的には救われるが世の中こううまくはいかないよな~とは思った。
その証拠に 行き場のないやるせなさや生きがいのないわびしさ故か 色んな所でいちゃもんつけて怒鳴ったり優しくない年よりが多いんだもの。
この主人公たちはお金もあるし、家族も優しいし恵まれてる方ですからね。

ところで昨日、ジミントーの石破さんが小泉元首相だの山﨑拓元幹事長だのの集会に出たというニュースを見て この小説のタイトルがすぐに浮かんだのは余分な話ですかね?
しかし、久しぶりに見た山拓さんの髪型はどうなってんだ? どんぐりの帽子みたいなものを被って黒い粉をふりかけたみたいだった って書くのも余分な話だな すんません。




いや~ この話も強烈でした。 これは図書館の棚からおもしろそうと思って手にとったもの。

かつて「レディコミの女王」と呼ばれた漫画家のSNSにハリウッドスター、マーク・ラファロからのメッセージが届く(もちろん詐欺)最初は嘘だと思うがビデオ通話で本人が現れて、毎日甘い言葉をかけられて信じてしまう。そして奥さんと別れて君と一緒になりたいという言葉を信じて、次から次へと乞われるままに送金し続けてしまう。
被害総額7500万! ひょえ~~~

次から次へと大金の送金を頼まれ、貯金を崩し、友人や子供たちから借金し、税金も住宅ローンも払えなくなっていく彼女の経緯を読むと、他人事ながら胸が苦しくなってしまった。
「バカだね」というのは簡単だけどその一言ですませるには、あまりにも筆者の純情部分、前夫(DV)にも搾取されて、離婚して仕事に邁進しても、どこか寂しさと人恋しさを抱えて老後を迎える時に降ってわいたロマンスにすがってしまった女心は哀しくて切ない。
ここまで赤裸々に自分の失敗や甘さをさらけ出して記せるって正直な人なんだろうなあとも思う。
騙した奴ら、どうせロクでもない人たちだろうからいい死に方しないように呪いを送ってあげましたからね。
それと筆者さん 少しはこの本の印税で少しでも損失を取り戻してくれますように陰ながら応援いたしております。


三冊 さまざまだけど 今の時代をそれぞれ体現してるような本だったなって思った。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (sevunn0007)
2024-05-15 21:51:03
局さん
夜中でも、おはようございます♪〜
そのセブンのコンビニ爺です。😊
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Unknown (sevunn0007)
2024-05-15 22:07:57
局さん
途切れちゃいましたね😊
この本📕も拝見してます。
35年間、本当に、ご苦労様です。
コン爺は、45年目になりましたが
70歳未だ現役でやっとりますが、
セブンは、今日50年の記念日でした。
NHKニュースでもやってました。
この方の様に、本📕も出したいと思いますが、苦労話や失敗話は
大全集10巻ぐらいになってしまいますので、控えております。🤣
今のところ、このブログで
つたない ア閑話で、
明るく、楽しく、ないか?笑
やらせてもらっております。
いずれ、ぼちぼちと。^_^😊
よろしくお願いします🙇
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Unknown (まるこ)
2024-05-16 06:06:47
おはようございます😃
とにかく読書嫌いな私!が、今はそれがコンプレックスになってます。
読まなくちゃ!というかそんな強迫めいた感じでして。
なのでこうやって本を紹介してもらえると、なるほど!って思うんです。
そもそも何を読んだら良いのかすら分からず、何に興味があるのかすら曖昧ですから。
子供の頃から本を読め!と先生が言っていたんです。
読書すると頭が良くなるから!と。たしかに…
馬鹿なおばちゃんですが、ちょっと脱却すべく本読んでみようかな。
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Unknown (kebaneco)
2024-05-16 11:36:41
積読派(なんじゃそれ?)のあたし
実用書はすべてデジタル化して受け入れる場所を作ってます。
主人の書斎は本棚がいくつあっても足りず、
気づくと買った覚えのない本があたしの本棚に侵入してます。
領土割譲の代金として、重い荷物を持ったり力仕事をしてもらってます(笑)

父は老人ホームに入ってから巡回図書館のサービスを使って
今まで読んだことのないような本を借りたり
リクエストして欲しい本を持ってきてもらってました。
本を好きなだけなんて持ち込むスペースのない人にとっては、ありがたいサービスでした。

あたしの本棚からは原田マハさんと山崎マリさんの著書が
「早く読め〜」って念を送ってきてる気がします(笑)

そういえば「本の虫」、英語でもbookwormっていうんですよ〜
返信する
sevunn0007さん (toki-tsubone)
2024-05-19 22:51:23
お返事遅くなってすみませんでした
そうです、この本を読みながらsevunn0007さんのことを連想していました。
同じ家族でのコンビニ経営はご苦労が多かったことでしょうね。45年間というのはすごすぎます。
セブンも50周年なんですね~
ご飯類はやはりセブンが一番美味しいなと思います。

sevunn0007さんの体験談もその文才で本を書いていただいたら絶対面白いと思いますよ。
いつか出版を~~!
これからもたまにはのんびりの時間ももちつつ身体に気を付けてお仕事続けられますように。
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まるこさん (toki-tsubone)
2024-05-19 22:57:17
こんばんは
まるこさんが読書嫌いって意外です。
ブログを拝読する限りリズムが良くて読みやすい文章を書かれますもの。読書好きだと思っていました。
別に本を読まないのがコンプレックスには通じないと思いますけどね~

一方近くに「読む本」がないと何か落ち着かないワタシですが それによって頭が良くなった自覚はまったくないですw
最近 図書館で読んだ本を借りてしまって読み始めてしばらくたってから「あら これ読んだかも」とやっと気づくようになってトホホ状態です。
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kebaさん (toki-tsubone)
2024-05-19 23:02:55
kebaさんのお仕事はそれ自体でもものすごく文章を読みこんどく必要があるうお仕事でしょ?(多分ワタシの推理が当たってればですが・・・)
それ以上の文章を欲するのは やっぱりkebaさんもbookwormなんじゃないですか?
マハさんと山﨑さん 私も好きです。
私も柔らかい本が多いけど虫ですね~
それがムスコを通じて孫①に受け継がれてて孫①はkindle手放さない少年になっています。
何読んでるの? って聞いたら ハリポタシリーズでした。
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