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局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

ハロウィンよりは

2008-10-01 23:08:59 | 記憶の箱
買いたいものがあって LOFTに寄ったらハロウィーンのグッズの花盛りだった。



訪れた人に衣装を着せて記念撮影なんて行事もしていた。子供づれの若いママが嬉しそうに魔女の衣装や かぼちゃの冠をつけた子供を写してもらっていた。
私もコスプレは好きだが、この行事に関しては冷ややかである。
どうも ケルト人の民間伝承から起こったものがキリスト教と結びついて収穫を祈ったり魔除けの祭りとして定着したものらしいが、言ってしまえば異教の迷信からの行事が商魂と結びついて 無理やり日本の商店で騒いでいるものってだけじゃないかと思うからである。

ここ10年くらいじゃないだろうか ハロウィン ハロウィンって騒ぐようになったのは・・・
なぁにが trick or treatだよ、ああ気恥ずかしい。

昔のことだが、ちょうどこのくらいの季節、生糸、織物関係の商売をしていた私の実家ではえびす講ってものをしていた。
商売繁盛の神であるえびす様に対しての行事だったと思うけど、神棚を清めて大きな鯛のおかしらつき 刺身の大皿、色々な果物をお盆に山盛りし、釜いっぱいのお赤飯をたいて御膳に山盛りしたものなどを供えた。
そして 祖父が売り手となって 家族や会社の役員が お供えを下げたものを景気よく買うふりをする と言った行事だった。

かなり昔のことなので詳細は覚えていないが、家長の祖父がそろばん(祖父のは五つ玉だったw)をかざして 売り手と買い手がやりあい、何百万、何千万から何億なんて単位が出てきて 子供心にウチってこんなにお金があるのかなあなどと思っていたw。

その当時でさえ 家庭でこの行事をやっている家っていうのは周りで見られなかったし現在じゃ廃れてそうだなと思う。こんなこと行事を家庭でやっていた記憶がある方 あるいは今もやっている方っているのだろうか?

私の実家は古い商家特有の行事をかなり真面目にこなしていたように思う。
それで四季の移り変わりを感じたりしたものだった、そのたび普段の家事に加えてお赤飯をたいたり、客の御膳も整えたりした祖母や母は大変だっただろうなとも思う。
振り返ってみれば私は全然そういう準備にはかかわらなかったが、実家のお赤飯も鯛の潮汁もおいしかったな~と懐かしい。

で、ハロウィンなんかやるより、どうせ 民間伝承なら外国のマネじゃなくて日本古来の行事を伝承させればいいのにな~と思うのである。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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初めて聞きました (ミック)
2008-10-02 16:03:40
えびす講 地方によって色々な行事がありますね。確かにハロウィンなんてわたしたちの幼少時はなじみがありませんでした。
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いまだに (⑦パパ)
2008-10-02 17:15:00
ハロウィンがなんなのかよくわかってない(汗
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ミックさん (朱鷺局)
2008-10-02 23:26:17
ハロウィン 商品タイアップ行事としてなじまないだろうなと思っていたら、最近拡大してきたので秘かに腹立たしく思ってました。
別に無視すりゃいいんだけど、変なところこだわっちゃうんだよね。
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⑦パパさん (朱鷺局)
2008-10-02 23:27:48
葬式仏教徒が大半であろう日本人にとって
まるっきり意味ない行事だと思います。
わかる必要ないと思うよ。私もわかってないもん(笑
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