我が家の猫の肉球くらいの庭(植え込みとも言う)には一本の梅の木がある。
この家に引っ越してから三年ほどしてから、姑が苗をくれたので(仕方がないので)植えたもの。
それが肥料もやらず、手入れもせずに放っておいたところ、野放図に枝を伸ばしたのはやっかいだが、なぜか毎年結構実をつけるのである。
こてだけ邪険にしてるのに なんて健気なやつとここ数年は見直しているのだが、毛虫を呼び込むのはやめてほしいものである。
今年もかなりの実をつけた。それも大きな。
全部でこのザル三杯くらい取れた。
で、どうするのか? ある程度の量を収穫できはじめたおととしくらいからなのだが、思いついてこの実をジャムにすることにした。
最初の年は青梅をとってそのまま二度ゆでこぼして実をタネから剥がして砂糖を入れて煮るだけだったが、なかなかおいしくできたかなと思ったので、舞台友Nに小瓶をおすそ分けしたら
「美味しい! この酸っぱさが青春の香り!」と激褒めされたのでもう一個大きい瓶もあげた。それは二度目に作って完熟梅も入っていたので色は黄味が濃くなっていたが
「今度もらった方がもっと美味しい!来年も期待してるからね」と念を押されたので去年も作った。
このジャムはパンに塗ってもおいしいが、ヨーグルトやバニラアイスに添えても爽やか。あとクリームチーズと合わせてクラッカーに載せると良いワインのつまみになるのである。飲んべにもおすすめ。
去年は木で完熟させて、同じように作ったが、舞台友Nや実家方面やご近所に差し上げた人たちからもこれまた激褒めされた。
褒められるのは嬉しいが、こうなると(今年もやんなきゃ)と多少の義務感が生じるのと より美味しいものを作ってみたいと欲が出るのが人間である。
ま、これもまた楽し。
で、何か工夫はないものかと思っていたのだが、おととしカナダの島に行ってロブスターの美味しいレストランでお土産に買ったジャムのこと。トロントなんかではあまり美味しいものに巡り合わなかったが、そのレストランとナイアガラのワイナリーの食事だけは美味しかったのである。
そこのジャムは一種類だけでなく、オレンジといちご、とかすぐりとぶどうとかいくつかの果物の組み合わせとともに ワインとかシャンパンとか必ずお酒で香りづけがしてあり、それが良い感じのハーモニーを醸し出していたのである。
う~~ん じゃ何か他に果物を加えるとしたら・・・ と考えたが、梅自体、かなり個性のある香りと味を持った果実。これに合わせるものを考えても香りで負けちゃうか、苦味酸味がより強くなってしまうか 考えどころである。
それならお酒を加えるだけにしようかと・・・ じゃ種類は? とまっさきに浮かんだのがコアントローである。あのトロリとしたオレンジの香りと芳醇な甘さならマッチするのではないかいな?
こういうことは思いついたら即実行。
あいにく地元のスーパーには置いてなく、酒屋には720mlの大瓶しかなかった。余らせてももったいないから半量でいいやねと思って隣駅のイオン系のチェーン酒屋まで自転車に乗って。
そこで無事に小瓶をゲット。結構ワインの品ぞろえもあったのでこれからの季節に合いそうな家飲み用の白ワインも買いましょうとあれこれ見ながら一本手にしてレジに行こうとしたところ・・・
ソムリエ服を着てぶどうバッジをつけた、ソムリエだかアドバイザーだかの女性が
「良いワインが入っておりますよ 試飲はいかがですか?」と声をかけてくれた。
ちょうど父の日フェアだかでシャンパーニュの試飲であった。さすがに車だったら断るが、このちいさいプラスチックコップくらいならお味見していこうと思って飲んだらまあまあ。
「さっぱりしてますね。でもあまり樽感がないのね。これはこれでこの季節おいしいかも」とついいらんことを言ったら
「あ、お客様、おわかりですか? もうちょっと熟成感があるのはこちらが・・・」と今度はもう一本、それもフルートグラスで出してきてくれた。
そっちはかなり高級感もあったので美味しいと褒めると、次はブルゴーニュの白二種類(一つは5000円以上の)とおつまみも出してくれた。
こっちも嫌いじゃないから美味しい~ このトリュフ風味のナッツも美味しい~ などとワイン話を聞きながら結構な量飲んじゃってすみません。(でも赤は断った、さすがに)
結局買ったのはコアントローと安いリースリング一本なんですけどね。あっ 悪いのでトリュフナッツも一緒に買った。
家に帰ったら結構まわってたので反省。今は自転車でも酔っ払い運転でイエローカードみたいのが出るんだってね。しかし真昼間、ワタシみたいなオバが酒飲んでチャリ漕いでるなんて思われないとは思うが、すみません。もうしません。
で、早速煮詰めたジャムの仕上げにコアントロー。想像通りに良い仕事をしてくれた。
この季節にできた定番仕事。
この家に引っ越してから三年ほどしてから、姑が苗をくれたので(仕方がないので)植えたもの。
それが肥料もやらず、手入れもせずに放っておいたところ、野放図に枝を伸ばしたのはやっかいだが、なぜか毎年結構実をつけるのである。
こてだけ邪険にしてるのに なんて健気なやつとここ数年は見直しているのだが、毛虫を呼び込むのはやめてほしいものである。
今年もかなりの実をつけた。それも大きな。
全部でこのザル三杯くらい取れた。
で、どうするのか? ある程度の量を収穫できはじめたおととしくらいからなのだが、思いついてこの実をジャムにすることにした。
最初の年は青梅をとってそのまま二度ゆでこぼして実をタネから剥がして砂糖を入れて煮るだけだったが、なかなかおいしくできたかなと思ったので、舞台友Nに小瓶をおすそ分けしたら
「美味しい! この酸っぱさが青春の香り!」と激褒めされたのでもう一個大きい瓶もあげた。それは二度目に作って完熟梅も入っていたので色は黄味が濃くなっていたが
「今度もらった方がもっと美味しい!来年も期待してるからね」と念を押されたので去年も作った。
このジャムはパンに塗ってもおいしいが、ヨーグルトやバニラアイスに添えても爽やか。あとクリームチーズと合わせてクラッカーに載せると良いワインのつまみになるのである。飲んべにもおすすめ。
去年は木で完熟させて、同じように作ったが、舞台友Nや実家方面やご近所に差し上げた人たちからもこれまた激褒めされた。
褒められるのは嬉しいが、こうなると(今年もやんなきゃ)と多少の義務感が生じるのと より美味しいものを作ってみたいと欲が出るのが人間である。
ま、これもまた楽し。
で、何か工夫はないものかと思っていたのだが、おととしカナダの島に行ってロブスターの美味しいレストランでお土産に買ったジャムのこと。トロントなんかではあまり美味しいものに巡り合わなかったが、そのレストランとナイアガラのワイナリーの食事だけは美味しかったのである。
そこのジャムは一種類だけでなく、オレンジといちご、とかすぐりとぶどうとかいくつかの果物の組み合わせとともに ワインとかシャンパンとか必ずお酒で香りづけがしてあり、それが良い感じのハーモニーを醸し出していたのである。
う~~ん じゃ何か他に果物を加えるとしたら・・・ と考えたが、梅自体、かなり個性のある香りと味を持った果実。これに合わせるものを考えても香りで負けちゃうか、苦味酸味がより強くなってしまうか 考えどころである。
それならお酒を加えるだけにしようかと・・・ じゃ種類は? とまっさきに浮かんだのがコアントローである。あのトロリとしたオレンジの香りと芳醇な甘さならマッチするのではないかいな?
こういうことは思いついたら即実行。
あいにく地元のスーパーには置いてなく、酒屋には720mlの大瓶しかなかった。余らせてももったいないから半量でいいやねと思って隣駅のイオン系のチェーン酒屋まで自転車に乗って。
そこで無事に小瓶をゲット。結構ワインの品ぞろえもあったのでこれからの季節に合いそうな家飲み用の白ワインも買いましょうとあれこれ見ながら一本手にしてレジに行こうとしたところ・・・
ソムリエ服を着てぶどうバッジをつけた、ソムリエだかアドバイザーだかの女性が
「良いワインが入っておりますよ 試飲はいかがですか?」と声をかけてくれた。
ちょうど父の日フェアだかでシャンパーニュの試飲であった。さすがに車だったら断るが、このちいさいプラスチックコップくらいならお味見していこうと思って飲んだらまあまあ。
「さっぱりしてますね。でもあまり樽感がないのね。これはこれでこの季節おいしいかも」とついいらんことを言ったら
「あ、お客様、おわかりですか? もうちょっと熟成感があるのはこちらが・・・」と今度はもう一本、それもフルートグラスで出してきてくれた。
そっちはかなり高級感もあったので美味しいと褒めると、次はブルゴーニュの白二種類(一つは5000円以上の)とおつまみも出してくれた。
こっちも嫌いじゃないから美味しい~ このトリュフ風味のナッツも美味しい~ などとワイン話を聞きながら結構な量飲んじゃってすみません。(でも赤は断った、さすがに)
結局買ったのはコアントローと安いリースリング一本なんですけどね。あっ 悪いのでトリュフナッツも一緒に買った。
家に帰ったら結構まわってたので反省。今は自転車でも酔っ払い運転でイエローカードみたいのが出るんだってね。しかし真昼間、ワタシみたいなオバが酒飲んでチャリ漕いでるなんて思われないとは思うが、すみません。もうしません。
で、早速煮詰めたジャムの仕上げにコアントロー。想像通りに良い仕事をしてくれた。
この季節にできた定番仕事。