局の道楽日記

食道楽、着道楽、読書道楽  etc
生活色々を楽しんで暮らしている日々の記録です

これで多分最後の忘年会

2010-12-23 10:10:55 | 食べる
何かにつけて集まる故郷の同級生。某大学附属という集団って振り返ってみるとちょっとだけ特殊だったかもしれないけど、良かったこと嫌だったことも含めて 幼いころから多感な時期まで同じ環境に居た人たちって貴重である。
話していても その時代にタイムスリップできるし、今は今でさまざまな分野に身を置いている人たちの話も聞けるし。

な~んて なんだかんだ理屈をつけるけど みんな飲み食いするの好きなのね。



この日は赤坂で

 

ちょいと高級ちゃんこ店である。

いつもこの店の系列のもう一つのお店で忘年会をしていたのだけど、今年そちらの女将が癌で急逝してしまったのである。
私たちよりちょっと上だけど 若い頃 某歌劇団に所属されていた経歴がなるほどと思われるスリムでおしゃれな素敵なママであった。まだ中学だか高校生だかのご子息を残してっていうのは本当に本人も周りもお気の毒だった。
今回は彼女のお姉さまが経営しているこちらの店で亡き女将を偲ばせていただこうという趣旨もあり。

メンバーは ♂四人 ♀三人(舞台友N 建築士Nちゃん 局)

乾杯はこちらの女将にも同席してもらって 亡き妹さんに献杯。その音頭をとったのはキョージュであった。



このオトコ、昔から大人子供みたいで気障だった上に先生のお気に入りの良い子キャラで なんとなくメンドウなイメージだったのだが、やはりこういう場の折り目正しい挨拶にはうってつけ。私の方が早く死んだらお通夜の席の献杯のあいさつは彼に頼もうと思ってしまったほどである。
その上やはり幾星霜で 堅すぎたところは適度に柔らかくなって なかなかすてきな知的オヤジキャラに昇格している。Nちゃんが去年彼の大学でオペした時も色々配慮してくれたりお見舞いに来てくれたりいざ病気になった時に頼れるオトコでもある。



何でも教え子が書いた本が来年映画化されて(今旬の俳優が主人公)彼役も登場するんですと。

 

突出し ちょっと和風のカルパッチョ 焼きもの類もおいしく



こちらの名物の手羽先の揚げ物もも久しぶりに堪能。

女将から 新潟の純米吟醸酒も差し入れていただき ビールと交互に飲んで あっという間に一升あいちゃうし。

 

久しぶりに 官僚も参加したので(オフなのに白シャツネクタイの根がマジメな人)彼はここ数年東京にいて国会答弁の準備とかなんかのホントにカスミガセキ中枢にいる人。昔からめちゃくちゃお勉強ができた。元々頭のできがいいのと不断の努力ってのができる人である。 しかし飲むとおもろい。オヤジギャクも愛嬌で周りの顰蹙を買わないところで見事に踏みとどまるところがさすがである。
現政権になってから天下りだのにターゲットを絞られて何かと彼らが攻撃の的になるが、彼(に限らずワタシが知っている限りのカスミガセキの人たち)ってすごく切れるし、マジメで優秀だし いわゆる良い人が多いんだけどねえ。一部の欲深い人たちのおかげで彼らが必要以上に攻撃されるのは気の毒である。
この彼は私の家の方向なので帰りの電車は一緒なんだけど どんなに酔っぱらっても電車が混んでいても絶対に優先席の周りには立たない。仕事柄携帯の電源は切れないんだそうだ。もちろん電車内で話すわけはないが 一刻を争うこともあるので電源はオンして必要あれば次の駅で降りるってことでいつもドアのそばにいる。私は酔っぱらいつつもいつも彼のことは「いつ気が休まるんだろうなぁ」と常々思っているのである。
現政権の裏話を聞いた。ここで書けないのが残念だけど。



某大手メーカーのエンジニアに仕事の話を突っ込むN エンジニアも昔から派手に目立つことはなかったが堅実で文武両道で優秀な人だった。中国企業との攻防の話。彼みたいな激しい自己主張はしないけど淡々と着実に結果を残して行く良き日本の理系エリートにも頑張ってほしい。中国に負けるな!



このように♂陣は酔っぱらっても優秀な紳士陣なのに・・・ 

酔っぱらって「局ってチビのくせに ワタシより胸がでかいんだよ どー思う?」

と人の胸をわしづかみにする Nちゃん。



やることがオヤジ以上にオヤジである。

 

何で女友達にセクハラされなきゃいけないんだよ とオヤジNから身をかわしつつ 宴もすすんで ちゃんこ鍋になった。
イワシのつみれと地鶏の出汁が出て野菜もおいしい。 きしめんもちゃんと食べたんだけど やっぱり雑炊もねってことで



雑炊も。

雑炊と一緒に出してくれたのが漬物代わりのもろキューだったが この味噌がここの板さんのオリジナルとかでまた美味。



思わず タッパ(Nちゃん事務所での女子会の時 ★ に置いてきたのでこの日持ってきてくれたヤツ)に残りの味噌を詰めてたら 
「やることが主婦くさい」と舞台友Nに呆れられた。

だってこんなにおいしい味噌 持って帰って成分分析をして同様のものを作りたいではないか。ニンニクと極細かい鶏挽きが混ぜ込んであるようだけど ニンニクの嫌な臭いがなくて良いアクセントとなっている。

味噌お土産もできたしいい宴だった。

















コメント (4)
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