ここ三年で三回目のエリザベート鑑賞である。
おととしの東宝の公演
去年の宝塚瀬奈さんトートの公演
その間 本場ウィーンのミュージカル公演や、宝塚の各組のバージョンもDVDで観たし CDもよく聴いていたのでメロディはほぼ頭に入っている。
そして観れば観るほど 聴けば聴くほど この演目には魅せられてしまう。
今回は宝塚トップを退団した瀬奈さんの女優デビュー公演。とてもステキな男役さんだったし、宝塚時代にこの演目では ルキーニ、エリザベート、トートと三役やっているが、女優デビューはどんななんだろう?ってことも興味津々。
猛暑の中 帝劇に行く足取りもルンルン♪
前から5列目ほぼ中央というゴチソウサマ席であった。一つ後ろに帽子をかぶり この暑いのにマスクをして座っている若い子が座っている。長身 (推定)イケメン。同行のNによると次の公演のモーツァルトの主役の子だったらしい。なんだかその格好がいかにもお忍びっぽく 最後のカーテンコールの途中でそそくさと席をたつのもちょいと自意識過剰では?と思ってしまった。宝塚のSS席はもっと有名人が堂々と座ってますけどね。 別に周りはオバサンが多いが取って食われはしないであろうに・・・
今回トートはトリプル エリザはダブルというキャストだったがこのラインアップであった。
エリザ
瀬奈さん女優デビュー良かった。女性の高音の歌声が出るのかどうかちょっと不安だったがしっかり伸びのある歌声、そして中年になってからのエリザの歌声の中音域は男役の頃の音域が自然で 聞きほれるほど良かった。
宝塚化粧でない ナチュラル系の舞台メイクも自然でオーラもあった。
時々男役時代の癖(ちょっと指を鳴らすみたいに左手を一瞬突き出すとか 肩が入るとか)が垣間見られるのがまたステキでございました。儚いとかもろいとかと言うより強いエリザベートだった。
トート
山口閣下の歌はもうさすがと言うほかないね。ダンスはワンパターン いえいえあれは歌舞伎で言う型と思えば様式美であろう。
ルドルフとの絡みは綱引きみたいだったけど(小声)
やはりこの方の「最後のダンス」の終わりの熱唱を聞くと涙チョチョ切れものである。
その他の出演者 ルキーニの高島さんとフランツ・ヨーゼフの石川さんも名人芸。
ルドルフは田代さんだったが品のあるルドルフだった(一番汗はかいてたが)
少年ルドルフの菊池くんも伸びのある歌声で将来が楽しみ。
この公演って音楽が名曲そろいってこともあるのだけど 筋書きがホントによくできていると思う。
あまりの美貌ゆえ 死の帝王トートに恋われてしまうという設定の悲劇の王妃。
本来は自由人の魂を持つのにハプスブルグ家という名門王朝に嫁いだばかりにその魂を縛られてしまう。
そしてトートによる死からの誘惑に時にはとらわれそうになりながら 葛藤しもがき自由を渇望しながら自分らしさを貫いていく姿勢。
そして アナーキストによる死という悲劇。
あまりにも美しく高貴な人っていうのは不吉な影をも背負うものなのだろうか?
それがとてもうまくあらわされているストーリーである。
終わって猛暑の日常に帰るのが辛かった公演。この空間にずっと身をおいていたいと思った。
こうやって嵌って行くのよね~ 舞台って。
これを観て二日たった今も頭の中にこの中のメロディーが居ついて気づくと口ずさんでいるわけです。
あ~ 観たいな もう一回・・・
トートの初役 城田さんのもすごくいいらしい。
今 予定表とお財布をながめつつもう一度行こうかどうかと考え中である。
おととしの東宝の公演
去年の宝塚瀬奈さんトートの公演
その間 本場ウィーンのミュージカル公演や、宝塚の各組のバージョンもDVDで観たし CDもよく聴いていたのでメロディはほぼ頭に入っている。
そして観れば観るほど 聴けば聴くほど この演目には魅せられてしまう。
今回は宝塚トップを退団した瀬奈さんの女優デビュー公演。とてもステキな男役さんだったし、宝塚時代にこの演目では ルキーニ、エリザベート、トートと三役やっているが、女優デビューはどんななんだろう?ってことも興味津々。
猛暑の中 帝劇に行く足取りもルンルン♪
前から5列目ほぼ中央というゴチソウサマ席であった。一つ後ろに帽子をかぶり この暑いのにマスクをして座っている若い子が座っている。長身 (推定)イケメン。同行のNによると次の公演のモーツァルトの主役の子だったらしい。なんだかその格好がいかにもお忍びっぽく 最後のカーテンコールの途中でそそくさと席をたつのもちょいと自意識過剰では?と思ってしまった。宝塚のSS席はもっと有名人が堂々と座ってますけどね。 別に周りはオバサンが多いが取って食われはしないであろうに・・・
今回トートはトリプル エリザはダブルというキャストだったがこのラインアップであった。
エリザ
瀬奈さん女優デビュー良かった。女性の高音の歌声が出るのかどうかちょっと不安だったがしっかり伸びのある歌声、そして中年になってからのエリザの歌声の中音域は男役の頃の音域が自然で 聞きほれるほど良かった。
宝塚化粧でない ナチュラル系の舞台メイクも自然でオーラもあった。
時々男役時代の癖(ちょっと指を鳴らすみたいに左手を一瞬突き出すとか 肩が入るとか)が垣間見られるのがまたステキでございました。儚いとかもろいとかと言うより強いエリザベートだった。
トート
山口閣下の歌はもうさすがと言うほかないね。ダンスは
ルドルフとの絡みは綱引きみたいだったけど(小声)
やはりこの方の「最後のダンス」の終わりの熱唱を聞くと涙チョチョ切れものである。
その他の出演者 ルキーニの高島さんとフランツ・ヨーゼフの石川さんも名人芸。
ルドルフは田代さんだったが品のあるルドルフだった(一番汗はかいてたが)
少年ルドルフの菊池くんも伸びのある歌声で将来が楽しみ。
この公演って音楽が名曲そろいってこともあるのだけど 筋書きがホントによくできていると思う。
あまりの美貌ゆえ 死の帝王トートに恋われてしまうという設定の悲劇の王妃。
本来は自由人の魂を持つのにハプスブルグ家という名門王朝に嫁いだばかりにその魂を縛られてしまう。
そしてトートによる死からの誘惑に時にはとらわれそうになりながら 葛藤しもがき自由を渇望しながら自分らしさを貫いていく姿勢。
そして アナーキストによる死という悲劇。
あまりにも美しく高貴な人っていうのは不吉な影をも背負うものなのだろうか?
それがとてもうまくあらわされているストーリーである。
終わって猛暑の日常に帰るのが辛かった公演。この空間にずっと身をおいていたいと思った。
こうやって嵌って行くのよね~ 舞台って。
これを観て二日たった今も頭の中にこの中のメロディーが居ついて気づくと口ずさんでいるわけです。
あ~ 観たいな もう一回・・・
トートの初役 城田さんのもすごくいいらしい。
今 予定表とお財布をながめつつもう一度行こうかどうかと考え中である。