先週末に観にいった花組 ミュージカル
中国史に疎いワタシは司馬遼太郎氏の項羽と劉邦を読んで下調べをして話についていけるよう予習して臨んだわけです。
そういう予習ってのはたいていが観劇を楽しくさせることが多いが 今回はそれが仇となった感がある。
なぜかと言えば 項羽と劉邦に対してのイメージがワタシの頭の中に出来上がってしまっていたから・・・
やはり中国の古代史ってエラくスケールが大きいんですからね~ 宝塚の愛と夢傾向にベクトルが向き加減の演出とワタシの頭の中のイメージとは乖離感があったわけよね。
舞台の上の大人数の迫力や華やかさは十分にあって楽しめたのだけど 特に一部の劉邦のおちゃらけ演出は受け入れられなかったわ。
二部になって虞美人の最後 項羽の嘆き部分。敗れ行くものの悲哀なんてところは良かったので最後でまとまってまあ満足だった 全体的には。
そしてこの項羽役真飛さんと虞姫役の桜乃さんはすごく絵になっていた。 桜乃さんって線が細くて声も細くて 可憐ではあるのだけど あまり好きなタイプなムスメ役さんじゃなかったんだけど この役、雰囲気といい衣装といいドンピシャにはまっているではありませぬか。
この公演最後で引退だそうだけど いい引退の役だと思う。この前の瀬奈さんと一緒に引退したムスメ役さんなんて可哀想だったもの(個人的感想)
ところで私は劉邦役の 荘サマがとっても好きなんですが
今回は衣装替えも少ないし 見せ場もあまりないし 最後に羽もつけてなかったし でちょっと不満足であった。フィナーレで中国マフィアみたいな衣装で踊るところはえらくかっこよかった。
そう言えばこれはミュージカル部分が長く 大階段を使ってのショーはどうしても時間も短くなっちゃったから仕方ないんだけど、欲求不満がつのった。
特に名物ラインダンスの衣装 真っ赤な中国っぽい衣装に真っ黒なボブのカツラですよ
鳩☆幸夫人が分裂してラインダンスしてるみたいでカンベンしてくれと思ってしまったではないか。
この日の観劇はいつもの舞台友NとMちゃんと三人だったのだけど、どうも私はNの前だとナンかドジをするめぐり合わせになるのよね。
この日はS席ながら前から15列の端の方でそこまで良い席じゃなかった。私の隣は珍しく若い(20代半ばくらいの)男性一人客だった。カタギのサラリーマンって感じのマジメなスーツ姿でビジネスバッグ。
少々急いで劇場に着いた私は咽喉が渇いていたので近くのナチュラルローソンで買ったミネラルウォーター(ガス入り)を飲もうとしてペットボトルのキャップを開けた。すると中からシュワシュワと水がこぼれだしたのよね。
あせる私。
舞台友N 「局、また何かやらかしたん?」と間をおかぬツッコミ。
私はあせりつつも隣の兄ちゃんのスーツでも汚したら悪いと思って
「大丈夫ですか?お洋服にこぼれた?中身は水ですからシミにはならないと思うけど・・・」と声をかけた。
兄ちゃんゴソゴソとバッグからティッシュを取り出していたので、濡らしちゃったのかと思って心配になったのだ。
そうしたら
「ボクにはかかりませんでしたよ。それよりこれ使ってください」
まあ なんとキメ細やかな最近のワカモノ。やはりオトコお一人様で宝塚を観に来るだけのことはあるわ・・・
それに比べて「あんた バカだねえ」と鼻で笑ってティッシュすら出さない友のガサツさに涙しつつも、類は友を呼ぶから仕方ないと思い、ありがたくお兄ちゃんのティッシュで自分の服をぬぐったのであった。
中国史に疎いワタシは司馬遼太郎氏の項羽と劉邦を読んで下調べをして話についていけるよう予習して臨んだわけです。
そういう予習ってのはたいていが観劇を楽しくさせることが多いが 今回はそれが仇となった感がある。
なぜかと言えば 項羽と劉邦に対してのイメージがワタシの頭の中に出来上がってしまっていたから・・・
やはり中国の古代史ってエラくスケールが大きいんですからね~ 宝塚の愛と夢傾向にベクトルが向き加減の演出とワタシの頭の中のイメージとは乖離感があったわけよね。
舞台の上の大人数の迫力や華やかさは十分にあって楽しめたのだけど 特に一部の劉邦のおちゃらけ演出は受け入れられなかったわ。
二部になって虞美人の最後 項羽の嘆き部分。敗れ行くものの悲哀なんてところは良かったので最後でまとまってまあ満足だった 全体的には。
そしてこの項羽役真飛さんと虞姫役の桜乃さんはすごく絵になっていた。 桜乃さんって線が細くて声も細くて 可憐ではあるのだけど あまり好きなタイプなムスメ役さんじゃなかったんだけど この役、雰囲気といい衣装といいドンピシャにはまっているではありませぬか。
この公演最後で引退だそうだけど いい引退の役だと思う。この前の瀬奈さんと一緒に引退したムスメ役さんなんて可哀想だったもの(個人的感想)
ところで私は劉邦役の 荘サマがとっても好きなんですが
今回は衣装替えも少ないし 見せ場もあまりないし 最後に羽もつけてなかったし でちょっと不満足であった。フィナーレで中国マフィアみたいな衣装で踊るところはえらくかっこよかった。
そう言えばこれはミュージカル部分が長く 大階段を使ってのショーはどうしても時間も短くなっちゃったから仕方ないんだけど、欲求不満がつのった。
特に名物ラインダンスの衣装 真っ赤な中国っぽい衣装に真っ黒なボブのカツラですよ
鳩☆幸夫人が分裂してラインダンスしてるみたいでカンベンしてくれと思ってしまったではないか。
この日の観劇はいつもの舞台友NとMちゃんと三人だったのだけど、どうも私はNの前だとナンかドジをするめぐり合わせになるのよね。
この日はS席ながら前から15列の端の方でそこまで良い席じゃなかった。私の隣は珍しく若い(20代半ばくらいの)男性一人客だった。カタギのサラリーマンって感じのマジメなスーツ姿でビジネスバッグ。
少々急いで劇場に着いた私は咽喉が渇いていたので近くのナチュラルローソンで買ったミネラルウォーター(ガス入り)を飲もうとしてペットボトルのキャップを開けた。すると中からシュワシュワと水がこぼれだしたのよね。
あせる私。
舞台友N 「局、また何かやらかしたん?」と間をおかぬツッコミ。
私はあせりつつも隣の兄ちゃんのスーツでも汚したら悪いと思って
「大丈夫ですか?お洋服にこぼれた?中身は水ですからシミにはならないと思うけど・・・」と声をかけた。
兄ちゃんゴソゴソとバッグからティッシュを取り出していたので、濡らしちゃったのかと思って心配になったのだ。
そうしたら
「ボクにはかかりませんでしたよ。それよりこれ使ってください」
まあ なんとキメ細やかな最近のワカモノ。やはりオトコお一人様で宝塚を観に来るだけのことはあるわ・・・
それに比べて「あんた バカだねえ」と鼻で笑ってティッシュすら出さない友のガサツさに涙しつつも、類は友を呼ぶから仕方ないと思い、ありがたくお兄ちゃんのティッシュで自分の服をぬぐったのであった。