山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、860年清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた天台宗のお山です。
奥の院まで900段の階段が心配でしたが、ほとんどに欄干が付いていたので楽でした。
蝉塚 阿弥陀堂
蝉塚の看板に「閑さや岩にしみ入る蝉」松尾芭蕉
一匹の蝉が鳴き出し、その声が大きくて岩に沁み入るように聞こえると歌っているかな。
もう一つ長い歳月に渡り岩が風化した箇所を彫った弥陀洞。
さらに登ってゆくと、霧が建ち中国の山水画の景色になりまし
一番高い奥の院に着くころには霧が晴れて下の景色が見えてきました。
奥の院
奥の院から少し降りると、岩をくり抜いて中に安置されている三重の塔。
さらに降りると右側に開山堂と隣の小さいのが納経堂が見えてきました。
この納経堂が切り立った岩の上にあり、何処から撮っても絵になる建物です?
山内では 一番古い建物で山形県の有形文化財に指定されています。
開山堂の横から登ると宝珠山を守る五大明王が安置されている五大堂があります。
天下泰平を祈る舞台造りの道場で、ここからは最高の田園風景や麓が見渡せました。
下に降りて川沿いの対面岩の隣にある、山寺の「対面石」と言う蕎麦屋さんで遅いお昼を食べました。
「芭蕉膳」と言う定食を頼みました。栗ご飯、名物の芋汁、そばと薬味と漬物です。
芋汁を初めて食べました。
私は豚汁の中にサトイモが入っていると思っていたら、全然違いました。
しょう油味の牛肉を使った芋煮でした。
パソコンで調べると、地元産の牛肉は米沢牛、お酒は山形の地酒、水」は地元のおいしい水となると絶品なんだそうです。
このお店の隣が対面石と言う石です。
千百余年の昔に立石寺の開祖慈覚大師がこの地を仏の霊場にするにあたり、地主に協力を依頼し、
両者が対面した処」というのが由来の様で、お店のお隣に対面石と対面堂があります。
食事を注文するあたりから雨風が急に強くなり、
食べ始めるころには、窓の外はすごい音で、窓から見る川はすごい勢いで流れていました。
食べている人たちは外ばかり見ていました。
この雨風の中をを運転するのも危ないかな。
その前に目の前の川のむこうに車があったから、どうやってそこまで行くかのでした。
でも1時間ちょっとしたら雨風が少し納まってきて、台風は群馬と聞き、
今の内とあわてて橋を渡り車に乗って天童の檜風呂のつるやと言う宿屋に向かいました。
30分ぐらいで宿屋に着くころにはもっと雨風が弱まり、台風は何処かに行ってしまったようです。
宿屋の人も山県には台風はめったに来ないと言われました。
台風は仙台の方に抜けるそうです。
200坪の和風の素敵な庭
硫酸塩泉で透明な良い風呂でした。
温泉でゆっくり。今日諦めていた山形行きと、さらに山寺も行けて大満足。
早起きは三文の徳(得)です。
石段を登るのが大変かと思っていましたが、思っていたより簡単に登れちゃいましたね。
芋煮会の前日で準備中の会場も見てきました。
しばらく家でも牛肉で芋煮を作っていましたが、最近は食べていませんね。
一度また作ってみます。
蔵王山の頂上で食べた宮城県の芋には
豚肉と味噌味で、普段食べる豚汁の味でした。
東北の人はこの事を知っていました。