父と母が昨年から病院生活になり、今は蒲郡の病院にいます。
息子が京都の出張帰りに寄りたいと言って来た日が、私が行く予定と同じ日でした。
その為蒲郡駅で待ち合わせて病院へ行きました。
息子と行った日は父母ともに元気に起きていて色々話しができました。
95才と93才です。ここ2年はすごくしっかりしていると思っていた父も直近の記憶が曖昧になってきました。
大好きだった野球や相撲も自分から見る事も無くなりさびしく思います。
でも息子(孫)が仕事で色々な国へ行った話し、特に死海に行って泳いだ話しにはすごく興味を持って聞いていました。
そのあと息子と蒲郡の店屋でお昼を食べました。
「三河湾魚貝料理 福善」と言う店で珍しい魚やイカ墨や煮物も美味しくて満足でした。
息子の土産の生やつはしの箱に清少納言の枕草子の一節が載っていて、なぜか心にしみました。
「春はあけぼの やうやうしろくなり行く、山ぎはすこしあかりて、むらさきだちたる雲のほそくたなびきたる。」
次の日の午後、私は一人で蒲郡の病院に再度寄りました。父も母とも熟睡中でちょっと話して帰りました。
蒲郡の駅前周辺は初めて来た所でしたので、2回目は曇りで歩きながら写真も撮りました。
まず駅前のオブジェは。ヨットレース・アメリカズカップに挑戦するために使われたニッポンチャレンジの練習用ヨットだそうです。
駅前のオブジェ 海のそばにもう一つありました。
駅から城が見えました? 帰って調べたら蒲郡クラシックホテルの建物の一番上のようです。
海に出ると灯台があって、もやっていて幻想的な景色でした。
海のそばの生命の海科学館の恐竜達
海岸沿いをさらに歩くと蒲郡博物館がありました。門が竹谷松平家の大手門と書いていました。
三河宝飯郡竹谷を(今の蒲郡)領した松平家分家だそうです。
その奥に蒸気機関車「デゴイチ」も並んでいました。 海岸沿いには花がきれいに植えられていました。
1日目病院の後は、息子と一緒に蒲郡から電車を乗り継いで夫の母のいる老人ホームへ行きました。
義母は孫や私の年齢が気になるらしくて、最初から最後まで何十回も年齢を聞いて確認していました。
自分の気になる事だけですけど、何度も何度も質問して自分で確認する元気さにすごいなと思います。
質問して話しをするという事が、身体の元気の元かなと思います。
おやつの時間には車いすに乗って景色の見える部屋へ移動です。
また部屋に戻って、我々の帰る時は再度その部屋に移動して、我々にバイバイと言って、すぐその部屋で楽しそうに話しをしていました。