tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

朝食が進まない理由

2017年08月01日 13時05分43秒 | 社会
朝食が進まない理由
 この所何となく朝食の際食欲がないような状態が続いています。暑くて寝苦しいでいかと思っていましたが、考えてみれば、お蔭様でクーラーもあり、睡眠時間も歳のわりに長いので、そんなはずはないと思っていたのですが、今朝、何となく原因が分かったような気がしました。

 新聞を取りに行くのは私の役割で、取ってきた新聞は、朝食の支度が出来るまで、なるべく早く目を通します。
 どうも、この所、新聞を見ているうちに食欲が減退することがしばしばだという事に気づいたのです。

 北朝鮮の大陸間弾道弾がアメリカに届くか届かないかとか、大気圏再突入が巧く行っていないとか書いてありますが、北朝鮮はこんな問題も早晩クリアするでしょう。そのときアメリカはどうするのか、圧力一辺倒で、対中、対ロの強硬姿勢が強まりそうですが、日本は対米追随一辺倒で、先行きどうなるのだろうと不安は募ります。

 カジノ法案の骨格が見えてきたようですが、日本にカジノが必要なのかが先ず疑問です。日本人にはマイナンバーで入場回数の制限をし、国際会議場の併設を義務付けるようですから、外国人向けでしょう。
 外貨を稼ぎたいのでしょうが、日本は万年経常黒字国で、巧く行けば国際収支のアンバランスが更にひどくなり、円切り上げを強いられることになりそうで心配です。

 籠池夫妻が逮捕されたそうですが、先日まで、総理夫妻があんなに肩入れしていた友人がなぜこんなことになるのでしょう。この分ではそのうち雲隠れなどといわれる加計氏も同じようなことになってしまわないのか。国民の知らない所でいったい何が起きていたのでしょう。

 アメリカでは政治の混乱はますますひどくなるようなのに、ダウ平均は連日高値更新、そんなことが長く続く筈はありませんが、早晩何か起きれば日本への影響は大きいでしょう。日本も日銀が上場会社の大株主になって、株価維持しているようですが、これも長続きはしないでしょうし、経済の先行きに心配事が増えてくるのではないでしょうか。

 日銀は結局、異次元金融緩和を続けるだけのようで、先行きどうなるかなどには全く答えてくれず、国民の先行き不安はますます募りそうです。
 政府、財務省も、日銀の政策をどう評価しているのか、日銀が国債を買い上げてくれることだけ期待しているのか、ここまで来てしまうとかなりの心配です。

 こんなことを朝起きた途端に連日のように知らされたのでは、食欲が落ちるのも当然という感じがしてきました。
 多少の心に安らぎになるのは、日経産業新聞の「日本企業はこんなに頑張っている」という事実の報道でしょうか。

 食欲が落ちないようにと、新聞やネット、TV のニュースを見ないわけにもいきません。見なくても同じ現実は進んでいくのです。
 ニュースは必要で、問題は毎日現実に起きている事の方にあるのですから。やっぱり気を取り直して、必要なだけは食べなければと努力しています。