法務大臣閣議後記者会見の概要(令和5年9月1日(金))
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00440.html
〇 法制審議会家族法制部会に関する質疑について
【記者】
先月29日に、家族法制の見直しを検討している法制審議会の部会が開かれ、民法改正要綱案の「たたき台」が示されました。父母が合意すれば、共同親権を選べるようになる一方、家庭内暴力や虐待の被害者に配慮した仕組みも明記されています。現行の民法では、離婚後に父母いずれかの単独親権しか認めておらず、今回の共同親権が認められれば家族法制が大きく変わることになると思われます。今後、この「たたき台」を基に議論は続きますが、現時点での大臣の御所感をお聞かせください。
【大臣】
法制審議会家族法制部会では、父母の離婚後の子の養育の在り方等についての調査審議が進められておりまして、8月29日に、その第30回会議が開催されました。
第30回会議では、これまでの調査審議を踏まえて作成された「要綱案のたたき台」が示された上で、その内容についての議論が行われたと承知しています。
もっとも、要綱案の取りまとめまでには今後も複数回の会議が開かれる予定でありまして、第30回会議で一定の結論が得られたというわけではないというふうに承知しております。
私は、諮問をする立場でありますので、法務大臣として、法制審議会におけるまだ議論が進行中の、具体的な検討の在り方についてコメントすることは、やはり適切ではないと思いますけれども、私としては、法制審議会においては子の利益を確保するという観点から、充実した調査審議が行われることを期待しているところであります。
https://www.moj.go.jp/hisho/kouhou/hisho08_00440.html
〇 法制審議会家族法制部会に関する質疑について
【記者】
先月29日に、家族法制の見直しを検討している法制審議会の部会が開かれ、民法改正要綱案の「たたき台」が示されました。父母が合意すれば、共同親権を選べるようになる一方、家庭内暴力や虐待の被害者に配慮した仕組みも明記されています。現行の民法では、離婚後に父母いずれかの単独親権しか認めておらず、今回の共同親権が認められれば家族法制が大きく変わることになると思われます。今後、この「たたき台」を基に議論は続きますが、現時点での大臣の御所感をお聞かせください。
【大臣】
法制審議会家族法制部会では、父母の離婚後の子の養育の在り方等についての調査審議が進められておりまして、8月29日に、その第30回会議が開催されました。
第30回会議では、これまでの調査審議を踏まえて作成された「要綱案のたたき台」が示された上で、その内容についての議論が行われたと承知しています。
もっとも、要綱案の取りまとめまでには今後も複数回の会議が開かれる予定でありまして、第30回会議で一定の結論が得られたというわけではないというふうに承知しております。
私は、諮問をする立場でありますので、法務大臣として、法制審議会におけるまだ議論が進行中の、具体的な検討の在り方についてコメントすることは、やはり適切ではないと思いますけれども、私としては、法制審議会においては子の利益を確保するという観点から、充実した調査審議が行われることを期待しているところであります。