「商号又は名称に使用されている文字の職権更正について(通知)」(平成30年10月10日付け法務省民商第114号法務省民事局商事課長通知)が発出されている。
「法人の商号又は名称について,商業登記法第10条の規定による登記事項証明書の表示には問題がないものであっても,その前後の文字の関係や法人名の振り仮名から明らかに文字コードが誤って記録されていると判断することができるものについては,同法第133条第1項ただし書の規定による登記をした者に通知を要しない錯誤があるものとして,登記官において同条第2項の規定に準じて登記の更正をしても差し支えない。」
国税庁法人番号公表サイトにおいて,登記簿に記録された事項のうち,商号又は名称及び本店又は主たる事務所の所在地について公表されているところであるが,商号又は名称について,明らかに文字コードが誤って記録されているケースが散見されることから,本通知が発出されたものであるようである。
通知に記載された例でいうと,片仮名の「ト」を記載すべきところ,誤って漢字の「卜」(卜部(うらべ)の卜)が記載されているケースが非常に多いようである。
また,漢字の口(くち)がカタカナのロ(ろ)になっているケースも多いようである。
登記申請の際には,注意するようにして,法人番号公表サイトで確認する等により発見した場合には,申し出をする等,適切に対応するようにしましょう。
cf. 国税庁法人番号公表サイト
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
推測するに,その昔,OCR用紙に記載された登記事項を光学器械で読み取っていた時代に,誤変換したことに気付かなかったものでしょうか。
ところで,「ハイフン、ダッシュ、漢数字の「いち」など、横棒1本で表される記号や文字は、挙げられているだけでも13種類ある」(後掲記事)らしい。
cf. 「-」「ー」「一」この3つの記号、違いが分かりますか?
https://togech.jp/2015/05/21/23731
「法人の商号又は名称について,商業登記法第10条の規定による登記事項証明書の表示には問題がないものであっても,その前後の文字の関係や法人名の振り仮名から明らかに文字コードが誤って記録されていると判断することができるものについては,同法第133条第1項ただし書の規定による登記をした者に通知を要しない錯誤があるものとして,登記官において同条第2項の規定に準じて登記の更正をしても差し支えない。」
国税庁法人番号公表サイトにおいて,登記簿に記録された事項のうち,商号又は名称及び本店又は主たる事務所の所在地について公表されているところであるが,商号又は名称について,明らかに文字コードが誤って記録されているケースが散見されることから,本通知が発出されたものであるようである。
通知に記載された例でいうと,片仮名の「ト」を記載すべきところ,誤って漢字の「卜」(卜部(うらべ)の卜)が記載されているケースが非常に多いようである。
また,漢字の口(くち)がカタカナのロ(ろ)になっているケースも多いようである。
登記申請の際には,注意するようにして,法人番号公表サイトで確認する等により発見した場合には,申し出をする等,適切に対応するようにしましょう。
cf. 国税庁法人番号公表サイト
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
推測するに,その昔,OCR用紙に記載された登記事項を光学器械で読み取っていた時代に,誤変換したことに気付かなかったものでしょうか。
ところで,「ハイフン、ダッシュ、漢数字の「いち」など、横棒1本で表される記号や文字は、挙げられているだけでも13種類ある」(後掲記事)らしい。
cf. 「-」「ー」「一」この3つの記号、違いが分かりますか?
https://togech.jp/2015/05/21/23731