司法書士内藤卓のLEAGALBLOG

会社法及び商業登記に関する話題を中心に,消費者問題,司法書士,京都に関する話題等々を取り上げています。

証券会社が主幹事を務めるIPOの公開価格設定プロセスにおける優越的地位の濫用

2023-04-13 17:49:03 | 会社法(改正商法等)
公正取引委員会
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2023/apr/20230413dai2.html

 公正取引委員会は,みずほ証券に対して,同社が主幹事を務めるIPOの公開価格設定プロセスにおいて,公開価格が一方的に低く設定されることにつながり,新規上場会社に不当に不利益を与えるおそれがある行為がみられたことから,優越的地位の濫用につながるおそれがあるとして注意したようである。

「みずほ証券の行為は、直ちに独占禁止法違反と認められるものではなかったが、交渉力の強い主幹事により、公開価格が一方的に低く設定されることにつながり、新規上場会社に不当に不利益を与え、公正かつ自由な競争に影響を与えるおそれがあることから、今後、新規株式公開に関連する取引において、独占禁止法違反となるような行為を行うことのないよう注意した。」(後掲概要)

cf. 本件の概要
https://www.jftc.go.jp/houdou/pressrelease/2023/apr/20230413-4.pdf
コメント

相続した土地 ルールが変わる!

2023-04-13 17:01:17 | 不動産登記法その他
東京新聞記事
https://www.tokyo-np.co.jp/article/243835?fbclid=IwAR2S_dwPpUeqld_r2heccXkTN3aOJs_A05EGj6mjOTJZ1wkGKjHb_3917Ic

「司法書士に手続きの代行を依頼することもできる。費用は相続人の数などによって異なるが、5万〜10万円が相場という。一方、自力で行う人に向け、ウェブを使って申請書の作成を支援する民間の有料サービスも増えてきている・・・・・こうしたサービスはあくまで申請書の作成や提出は本人が行う形を取っている。申請の代行や登記の相談業務は、司法書士や弁護士しかできないと法律で決まっているからだ。しかし、一部の業者で、利用者が入力していない情報を入力するなど、司法書士法に違反する恐れのあるサービスが散見されるといい、各地の司法書士会は違法なサービスを利用しないよう注意を呼びかけている。」(上掲記事)

 司法書士法に違反するおそれのあるサービスが散見!

 法律違反なんですよね。
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